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ボケてきました・・・ [雑感]

このところ連日、新聞もTVもネットも頭の中までも「猛暑・酷暑」の文字で溢れています。
昼間だけでなく夜も30度を超す熱帯夜でまともに寝る事も出来ません。
そこで寒さに弱く暑さにも弱い軟弱者は涼しい処に避暑に出かける事に決めました。

話は1ヶ月ほど前に遡り、近所のクリニックで大腸内視鏡検査をしたところ、大小合わせ10個のポリープが見つかりました。形状などから良性と診断されましたが、大きいものは切除した方が好かろうと紹介されたのが「虎の〇病院分院」でした。
入院・手術日が決まり、妻に付き添われ子供達に「今生の別れ」をして家を出ました。
が気が付くと運転席に息子、後部座席には妻、なぜか休暇を取った娘(結婚したのに週一は実家に帰ってくる)までもが乗っています。いま玄関で涙ながらに「今生の別れ」をしたのに・・・・

4年前緊急手術した聖〇〇アンナ大学病院と比べ、虎ノ〇病院分院は建物も新しく病室も広くて綺麗です。4人部屋なのに驚くほど広いトイレ付きで使い勝手がよろしいのです。涼しいし3食昼寝付き、可愛い看護師とくれば1週間の避暑にはもってこいじゃありませんか。

手術の準備をしていた看護師に聞かれました。
「麻酔をしますか?しませんか?」
「麻酔して下さい!」即答・・・
ここの病院を紹介したクリニックで麻酔なしで(ほとんどの病院がそうらしい)内視鏡検査をした時、途中激痛で耐えられなく、結局麻酔をして貰った経緯を話しました。

手術後看護師が手を貸そうとしているのを振り払い、フラフラしながら自分で車椅子に乗り、医師や看護師やスタッフ誰ともなく
「お世話になりました」と呂律が回らないのにクドイ程お礼を言っていたと妻に聞かされました。
アッパッパ~のような患者衣とお尻の開いたパンツのまま看護助手さんに車いすを押して貰い、気が付くと病室で寝ていました。
しばらくして看護師さんが体温や血圧を調べにやってきました。
「体温を計りましょう」
「34.7度です」
「あら?低いですね~」
「そうですか・・・でも、さっき計った時は31度でした」
「エッ!31度ですか?」
「はい・・・・」
看護師は一瞬怪訝そうな表情をしたものの、カルテにそのまま書きこんだそうです。
カーテンの陰でその様子を伺っていた妻は目が三角に
<31度、そんな低い体温、死んでんじゃないか!>それに
<看護師も疑う様もなく麻酔ボケのオヤジの言う事をマトモに受けて、おかしい!!>
しかし、当人は手術後の医師への挨拶も、車椅子も、31度の体温も、妻との会話も、大体どうやって誰に手伝われ下着に着替えたかも一切記憶にないのです。
多分部分麻酔なのにアルコールに弱い自分は麻酔の効きも良く、全身とくに頭に効いたのでしょう。麻酔で手術する弊害は術後、言動に問題が起きる患者が多々いるそうです。
1週間の避暑休暇の予定が1泊だけで帰されました。残念!!

手術後14日間は禁酒です。連日の猛暑に耐えかねて、「ノンアルコールならどうか」病院に聞いてみるとOKの返事。コップ1杯で真っ赤になって寝てしまうくせに<キンキンに冷えたビールを飲みたい~!発泡酒でも好い~>とまるで大酒飲みのような欲求は猛暑のせいでしょうか。当然不味くて炭酸でお腹が膨れるだけのノンアルコール缶を1本飲んでも赤くならないし酔いません。お酒に強い人が本数を重ねる気持ちが分かる気がします。

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風太も1日寝ている事が多くて、お気に入りは「爪とぎの上」「パソコンデスクの下」「玄関の下駄箱の下」と分かれていますが、なぜそこを選ぶの判りません。
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2013.8.11
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タヌキならぬ風太の腹鼓!! [ペット]

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「Windows ムービーメーカー」で動画から静止画を切り取りました。想像以上の解像度です。

世の中でカン違いはよくあります。例えばベタなカン違い
童謡の故郷「うさぎ追いし・・・・うさぎ美味しい」
赤とんぼ「負われて見たのは、いつの日か・・・追われてみたのは」
「汚職事件・・・・お食事券」
巨人の星「思い込んだら・・・・・重いコンダラ」・・・コンダラって何?

この時期、妻の勤務している病院は患者さんからお中元が贈られて来るそうです。
なかには勤務している人のご実家から送られる事もあり、看護師のSさんは山形出身で届いたのは高価な「さくらんぼ」。お礼状を書くのを任された事務のMさん
「お礼状の宛名は<佐藤 錦さん>でいいですか?」と聞いたそうです。

ところで参議院選も終わり、メディアの予想通り自民党の圧勝でした。ただ票獲得率を見る限り
与党48%、野党52%で必ずしも国民過半数に支持されている訳でもないようです。
今後、原発再稼働、福島復興、消費税、改憲、TPP、集団的自衛権・・・問題は山積みです。
ねじれが解消されても多くの懸案が差し迫っていて、更に日本の混迷が続くのではと不安です。
いつまで続くか一応、経済は日銀の金融緩和により円安、株高になりました。
政府はデフレ脱却に向かっていると言っています。円安になれば輸入に頼っているエネルギーや食糧は当然高騰し物価は上がります。円安・株高で一部の企業や株主は恩恵を受けますが、一向に給与が上がらない庶民は素直に喜べません。
よかれと思った国民のこの選択がカン違いでなければよいのですが・・・・

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タヌキとカン違いしそうな風太の風貌に惑わされ腹鼓を打ってみました。気が強かったぷくと違って人間のやりたい放題。もう少し反抗しても構わないのだよ、君ィ~・・・・
<追記>
ご訪問下さったmimimomoさんが風太を抱き上げているを息子とカン違いされたようですが、これはzenjimaru本人です。26歳の若さに見えるのかと「一人悦に入る」オヤジです(笑)

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「Wikipedia」から一部抜粋しました。
 日本では、曲の一部を借用した『タバコやの娘』が1937年に大ヒットした。
「向こう横町の煙草屋の、可愛い看板娘・・」の歌詞で歌われているが高齢者しか知らない。
その替え歌として誰もが口ずさんだ事がある俗謡「たんたんたぬきの○○・・・」も広く歌われた。
これらの替え歌は聖歌『まもなくかなたの』の冒頭部分のメロディーが同じであることから勘違いした記述があるが、本来の替え歌は『タバコやの娘』らしい??

2013.7.28
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風太、爪を切られるの巻き・・・ [ペット]

古くなったノートパソコンが突然シャットダウンするようになりました。バックアップは外付けのHDDに保存していますが、やはり壊れたら困ります。原因は暑さのせいで保護回路が働くようです。パソコンの底が熱くて手で触れません。試しにヘアードライヤーで冷やしてみましたが音がうるさくて使えません。そこでAmazon.co.jpサイトでPC用クラーを購入、これで安心です。
ただAmazon.co.jpは曲者。ワン・クリックで何でも購入できます。知り合いのカメラマン達は口々に「Amazonはイカン!」と嘆いています。欲しいものが簡単に安く買えて配送代もただ。気が付くと月に十万円を越える事もあって、まるで麻薬のようだと嘆いています。

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猫の風太も余りの暑さに参っているようで家の涼しい場所を求めてさ迷っています。
ぷくはエアコンを付けると嫌がって部屋を出て行きましたが風太は気にしません。エアコンの効いた部屋でのんびり寝ていますが昼間からそれは許し難い事です。と言う訳で気が付くと玄関の下駄箱の下に潜り込んでいます。床は地面に接していて冷たいので快適です。

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家が近い事もあり結婚しても1週間に1~2度帰ってくる娘です。
義理の息子はSEでANAの仕事に関わっていますが夜勤が多いと聞きます。何の因果か、実の息子も病院関係のSEで朝6時に出勤し夜中12時の帰宅は当たり前、半分死んでいます。入社してまだ2年そこそこ、若いうちに使うだけ使い、後は野となれ山となれ・・・企業は人をもっと増やせと言いたいです。

さて夫の夜勤を尻目に実家に帰ってくる娘にその理由を尋ねると・・・
一人で風呂に入っていると誰もいない部屋から物音が聞こえる。寝ていると夜中金縛りに遭って怖くていられない。子供じゃあるまいし、そんな事を誰が信用しますか。
実家では上げ膳下げ膳でお姫様、購入したエアコンが届かず扇風機しかない暑い自宅と比べ、エアコンの効いた涼しい部屋でユックリ寝られます。嫌がる風太を抱き放題で本人は満足でしょうが・・・家族にとっては迷惑千万、一番の被害者(猫)は風太です。

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[風太、爪を切られる!」


2013.7.12


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下着泥棒、現れる!! [ペット]

ポストに警察署のチラシが入っていました。
小田急線新百合ヶ丘駅と隣の柿生駅から王禅寺につながる道で若い女性が痴漢に襲われたので注意するように書かれていました。日本は治安が良いと言っても深夜の若い女性の一人歩きは気を付けたいものです。
また駅の構内エスカレーターなど携帯電話やスマートフォンの機能向上でカメラによる盗撮が絶えません。教員や警察官も犯罪に関わっている記事も多いのに驚きます。反面短すぎるスカートも考えものですが、どうせならお尻の部分に<アカンベー>のイラストでも書いたらどうです?

さて、当家の風太がパンストやパンツで遊んでいる時があります。一体どこから持って来るのかと思っていたのですが、お風呂の脱衣場から下着を咥えてくるようです。
時どき脱衣場から
「私のパンツがない~!」と叫び声が聞こえる時がありました。
カメラを構えていたら、その瞬間を撮影できました。

「脱衣所を伺っている風太」 IMG_0277_0.jpg


風太は3歳の雄で人間で言うならハイティーン。体は大きくても玉なしの世間知らず、臆病ですが大胆なんです。若い女性でも熟年の女性でも下着だったら何でもOK・・・まだお尻が青いのです。


2013.7.3
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やってきました!! [ペット]

<とうとうやって来ました>
突然、義父の家に電話が掛って来ました。
「JRから電話が来なかった?」
「えっ、なに?」
「電車にかばんを忘れたんだよ。JRから拾得物の連絡がなかった?」
電話の声は慌てた様子で、また早口で最初は何を言っているのか聞き取れなかったそうです。息子に声が似ていないし間違い電話だと思ったのですが、もしかして「おれおれ詐欺」ではないかと一瞬頭を過りました。ここは冷静に対応なければ・・・
「おたく誰ですか?言っている意味が分かりません」
すると電話は「ガチャン」と切られたそうです。
「おれおれ詐欺」は古くて、最近警察が応募して付けられた名称は「母さん助けて詐欺」。
「おれおれ・・」では流石に疑われますから相手もいろいろ手の込んだ方法を考えるものです。
毎日のように新聞やTVで報道されていても、いまだに高齢者が騙されたと見聞きします。

さて、もう一つの<とうとうやって来ました>です。
前回のブログに某広島方面の某お好み焼き屋を営んでいる某様から戴いたコメント。
広告のキャッチ・コピーと思うほど素晴らしい名言です。
「心にぽっかり空いた猫型の穴は猫型で埋めるのが一番!」

ぷくが死んで猫型の穴を虚しく風が吹き抜けていた毎日でしたが新しい猫がやって来ました。
ぼんやり空を見つめ「ブツブツ・・」独り言をつぶやき、時々溜息をつくオヤジを心配した息子がネットで里親募集の猫を見つけてあげた・・・は口実で息子が一番寂しかったのでしょう。
飼い主が転居し、家に置き去りにされた数多くの猫が脱走して周辺は大騒ぎになったらしい。連絡を受けた市役所の職員が屋外や室内にいた猫達を捕獲し、仔猫を含めほとんどはご近所で貰われたとの事。それでも残った猫をボランティアで野良猫を保護しているさんが面倒みながらネットで里親募集をして最後の一匹が当家に来たのです。
3歳の雄猫で風太と名付けました。
どうしてもぷくと比べるのですが、ぷくは来た日から家中を探検し手からオヤツを食べていました。トイレも当たり前に使っていました。しかし風太はパソコンデスクと壁のわずかな隙間にぴったり嵌って一日中そこから動きません。その場を離れるのは餌を食べる時だけで、それも頻りと周りを伺いビクビクして落ち着きがありません。ちょっとした音で一目散に隙間に逃げ込む始末。性格なのか育った環境の影響か?驚くほど臆病。反面甘えん坊でおっとりして今では膝の上は当たり前に、気付くと布団の足元に寝ています。

「マウスを乗せると画像が変わります」

2013.6.26
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春に誘われてドライブに [写真]

「ETC、ETC~、専用入口はこっち~」
鼻歌交じりで東名高速横浜青葉インターの料金所に向かいました。
ETCは<料金所で止まらない、現金を必要としない、割引があるなど>とても便利です。

料金所の手前でETC器から音声が聞こえた気がしたのですが、スピードを落とし通過・・・
「えっ、開かない!!ぶつかる~」
開く筈の開閉バーは閉まったまま。しかし気が付くと車はゲートをすり抜けていました。
車を側道に止めて料金所に戻る為に降車すると、スピーカーから大声で
「危険ですから車から降りないでその場で待っていて下さい。係員が向かいます」
やっちゃいました!! ETCカードの入れ忘れです。
<高速道路で開閉バーが開かずに衝突!>とTVなどで聞いた事がありましたが、まさか自分が。閉まったゲートをよく抜けられたと思いますが、開閉バー間は車の幅より広くて乗用車はすり抜けられるのを知りました。もっとも全ての料金所ゲートがその幅なのか不明です。

さて目的地は神奈川県伊勢原市の渋田川沿いに植えられた芝桜です。
周辺は畑や田んぼが広がる田園地帯。小さな川の土手に植えられた芝桜が目を引きます。平日にもかかわらず大勢の人で賑わっていたのには驚きました。近隣の農家で作られた野菜など農産物が売られていて長閑なものです。ただし牧場や養豚所もあり臭いは少々覚悟が要ります。

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川沿いの小道にいた鼻が上向きのブタ・・いやブサ可愛い雄の仔猫。
「どうしてこんなに?」と驚くほど人懐こく体をスリスリしてきます。その可愛さに抱き上げて連れて帰りたくなりました。自然豊かで家と外を自由に往きかう環境とくれば、そのうちネズミを捕まえたり蛇と闘ったり、やんちゃぶりを発揮する事でしょう。

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2013.04.15
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ぷくの永眠に温かいお言葉をありがとうございました。 [ペット]

当家の猫ぷくが死んで一月が経ちました。
過去のブログの写真や記事を見返すと在りし日のぷくの想い出が走馬灯のように駆け巡ります。
その節はご訪問と温かいお言葉を下さった皆様に心より感謝しています。
動物を飼い育てる事の難しさ、死なせた自責の念に優しい慰めの数々、本当に救われました。
この場を借りてお礼を申しあげます。誠にありがとうございました。

時間の経過は不思議なものです。
ぷくが死んだ時あれほど悲しかったのに、その感情も次第に薄れてきました。
神様は気まぐれですが決して見捨てている訳でもなさそうです。人間が過去の出来事をすべて記憶していたら多分生きていけない。だから過去の悲しく辛かった事などを忘れさせてくれる。なぜか最近は若かりし頃の楽しかった日々やぷくとの楽しく嬉しい出来事しか思い出せません。
両親の仏壇にぷくの写真と遺骨を置いて花を手向け、毎日家族各々が線香を上げています。
親不幸で正月やお彼岸やお盆や命日などしか線香を上げないのに、毎日の煙攻めに
「この頃どうしてこんなに煙いンだ?」と両親も怪訝に思っている事でしょう。

そして娘の結婚式も無事終わりました。
一つ懸念はウエディングケーキに飾られたぷくでした。その姿を娘が見て泣いて取り乱さないかと心配していたのですが、これもまた杞憂に過ぎませんでした。
タヌキか?と見間違える形状と驚く程の小ささ・・・違う意味で涙が出そうでしたが・・・
パティシエもユーモア溢れる取り計らいをしてくれたものです。ケーキカット.jpg
2013.3.15
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ぷくが死にました・・・生前はお世話になり誠にありがとうございました。 [ペット]

「ガタン」と玄関が開く音がして息子が会社から帰ってきたのが分かりました。
急ぎ足でリビングのドアーを開けた息子の肩は小刻みに震え顔は歪んでいました。
隣の部屋に横たわっているぷくを見るなり、押さえていた感情の堰が一気に切られたのでしょう「オイオイ」と声をあげて泣き始めました。
普段感情をあまり表に出さない息子で、そんな取り乱したさまを未だかって見た事がありませんでした。ぷくへの想いが如何ほどだったでしょう。棺に覆いかぶさるようにして泣き続ける息子に家族全員涙が止まりません。もう少し早ければ温もりの残ったぷくに触れらたのですが、すでに冷たくなっていました。ぷくも一番好きだった息子の帰りを待ち焦がれていたと思います。

平成25年2月15日、ぷくは天国へ旅立ちました。享年10歳でした。
ぷくは一昨年の8月頃から時々嘔吐するようになりました。それを記事にしたり、動物病院での検査や点滴の様子を動画でアップしたのをご覧の方もいると思います。
肝臓に障害があるのでは?と診断されたのですが原因は特定できず、対処療法を行うのみでした。その症状は一進一退で、ただ心配なのは日に日に痩せていった事です。5kgあった体重が昨年の11月頃には3kg近くまで落ち、その頃は薬を混ぜていた缶詰を食べなくなり、そればかりか薬を混ぜない缶詰までも食べなくなり、全く餌を口にしないので、このままでは死んでしまうと焦りました。

そんな或る日、TBSの「情熱大陸」で観て知ったのが東京都町田市にある「のづた動物病院」の院長で名医と言われている佐草先生でした。
「埼玉や千葉だったら遠くて無理だけど町田だから車で20~30分じゃない、診て貰おうよ!」
の娘の一言で藁をもすがる気持ちでセカンドオピニオンを受ける決心をしたのです。
「腫瘍かどうかははっきりしないが肝臓全体に白い影が点在し手術で取りきれない。薬で応対しよう。頑張って行きましょう!」と言われた時は正直「もうだめか!」と思いました。
しかし治療を受け点滴をすると次の日は驚くほど元気になったのです。薬も錠剤から液体にして、更に免疫力を高める薬を追加して、今までが嘘のように食欲も旺盛になりました。そしてなにより嬉しかったのは嘔吐をしなくなったので元のように回復するのではと希望が持てました。
昨年の12月から今年の1月の間、ぷくはお腹が空くのかしきりとキッチンに来たり、家族の食事時に突然膝に飛び乗ったり、うっかり目を離すとテーブルの人間のおかずを咥えていたり油断も隙もありませんでした。しかし元気そうに見えていても病魔は確実に進行していたようでした。

2月になり突然血の混ざった消化しきれていない餌を嘔吐しました。診療に行くと「止血剤」を処方されました。しかし思ったような効果はありませんでした。今思えば先生は初診時に回復はないと思っていたかも知れません。
最後となった15日は朝からまったく餌も食べなくなっていました。それでも血の混ざった嘔吐を繰り返すので死期が迫っていると観念しました。嘔吐してぷくの手足は汚物まみれです。昔なら大暴れしたでしょうが抱き上げてシャワーで手足とお腹の一部を洗っても動く力もありません。
「もういいよ、ぷく。お前はよく頑張ったね・・もういいよ・・・」と声をかけました。もし言葉を理解していたら、どう感じた事でしょう。
妻がバスタオルで拭いてやると「グルグルグル・・・」といつまでも猫鳴りをするのです。
その後、毛布に包みホットカーペットに寝かせていましたが徐々に呼吸が速くなり、急に大きく息をしたかと思うと静かになりました。
顔を両手で覆い「ごめんね・・ごめんね・」と繰り返す妻の嗚咽が今でも耳について離れません。

容体をメールで知らせてあった娘は外出先から慌てて帰宅したのですが、残念ながらぷくの臨終には間に合いませんでした。ぷくはまだ温かくて寝ているようで声をかければ目を開けて走り出しそうに見えました。ぷくを抱き上げて棺に入れてくれた娘は泣きながら
「あんなに私が抱っこしなければもっと長生きしたのに・・・」と声を震わすのです。
3月に娘の結婚式があります。
せめてその日まで生きていて欲しかったと思うのはエゴでしょうか。ウエディングケーキには新郎実家のタキシード姿の犬ミックとウエディング姿のぷくが飾られると聞きました。まさかこのような事になろうとは誰が想像できた事でしょう。娘には辛すぎる結婚式になるかも知れません。

平素、皆様には気まぐれで勝手な稚拙ブログをご訪問、また心温まるコメントを残して下さって心から感謝しております。今暫くは抜け殻ようになっている自分が想像できますが「人間万事塞翁が馬」を肝に銘じ頑張っていきたいと思います。
ぷくが当家に来て6年経ちました。ぷくのお陰で家族は癒され和まされ幸せな日々を暮らす事が出来ました。ぷくも幸せに思っていてくれたか?自信はありません。しかし何かの縁「赤い糸」で結ばれていたから当家に来てくれたのだと、これもまた人間の勝手な想いです。
皆様には長い間ぷくの事を可愛がっていただき本当にありがとうございました。

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2013.2.19
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それじゃ、騙されてみましょう! [雑感]

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正月も3が日過ぎるとおせち料理も飽きてきます。そこで出番はカレーライスやラーメンです。
残り物の自家製チャーシューとスペアリブを使いたいので結果は言わずもがな・・ラーメン。
以前から気になっていたのは実直そうな俳優・役所公司が
「騙されたと思って食べて見てくれ!」と力を込めて宣伝している「まるちゃん正麺」です。
早速近所のドラッグストアーやコンビニに買いに行きましたが5個入りパックが売り切れていました。離れたスーパーでようやく1個1個のバラ売りが見つかりました。
さて肝心の味は・・・撮影に夢中になり、麺がすっかり伸びてしまい家族は文句タラタラ・・・・。
食べ物を美味しく思うのは空腹時の出来立ての料理。これにはどんなシェフも敵いません。

スーパーからの帰りにオヤツを買おうと立ち寄ったコンビニ。これもしきりとTV広告している7-11の「モンブラン」ですが、売れ切れの札が下っていました。
「モンブランはありませんか?」と聞いたところ
「これはすぐに売れ切れてしまうのです。夕方入荷しますので、その頃ご来店ください」
と言われました。有名な都会のケーキ店でもないのに売れ切れてしまうなど想いもしませんが<ラーメン>にしろ<モンブラン>にしろ改めてTV広告の効果を思い知らされました。

性能的には優れているのに海外メーカーに遅れを取る昨今の家電などの日本企業、右肩上がり時代の作れば売れるに感けて努力を怠っていたと思われても仕方ない凋落ぶり。グローバリズムで価格競争に晒されると円高の日本企業は苦しいでしょうが、例えば<ダイソンのhot+cool>ようなアイデア溢れた消費者の興味を引く製品と買いたいと思わせる広告を創れば物は売れるのではないでしょうか?

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この頃、人の食べ物にすごく興味を持つぷくですが料理を始めると決まってキッチンに来ます。足元にいるのに気付かず蹴飛ばしてしまう事があります。
また食事中、突然膝の上に飛び乗りビックリさせられます。昔はこんな行儀の悪いコじゃなかったのですが歳を取るにつれ図々しくなるのは人間と同じなんでしょう。

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2013.1.6
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新年のご挨拶 [雑感]

新年明けましておめでとうございます。
昨年大晦日の昼過ぎ病院で勤務していた妻からインフルエンザにかかったと電話がありました。
30日から体調がすぐれず、風邪と思っていたのですが検査するとインフルエンザA型。
すぐに点滴を打ってもらいタミフルを服用し40度近かった熱も37度台まで下がり、本人は至って元気ですが感染に怯えているのはこちらです。
屋敷牢に隔離してもじっとしていないで「のどが渇いた。トイレに行きたい」など歩きまわります。端から端まで10歩しかない大きなお屋敷ですから、気が付くと真近に接近しています。これでは感染してしまうのは時間の問題でしょう。
年賀状に<寝るより楽はなかりけり>なんて書いたのを神様はまともに受け取ったようです。

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もう一枚は仕事関係に送った年賀状ですが・・・
人様に<ご健康とご多幸をお祈り申し上げます>などと偉そうな事を書いても、自分が体調を壊しては言葉にまったく重みがありません。
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2013.1.1
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