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謝って済むなら警察はイラン!! [映画]

今年観た映画で一番感動したのは「レ・ミゼラブル」、一番泣いたのは「くちづけ」、一番笑ったのは「謝罪の王様」。昔は多かった喜劇映画がこの頃は少ないと感じます。人は心にゆとりがないと笑えません。世知辛い世の中で笑いが失われて来たのでしょうか。
さて「謝罪の王様」を観に行ったのは水曜日の女性優待日で周りは女性ばかりです。若い人から高齢者まで、それはそれはまるでハーレム状態、この高揚感はなんでしょう。しかし処どころで匂う好みでない強い香水には我慢が必要です。
「加齢臭には言われたくない」って?ごもっとも。
「ごめんなさい!申し訳ございませんでした」

監督:水田伸生、  脚本:宮藤官九郎、 主演:阿部サダオ の3人組は独特なコメディを創っています。とくに宮藤官九郎は日本中がすっかり嵌った<じぇじぇじぇ>の「あまちゃん」のような喜劇ドラマや映画の脚本が多く、なんとも個性的で独善的なハチャメチャ感が特徴です。
更にいろいろな映画の「ギャグ」や「パクリ」を使って笑わせる手法もクドカン流でしょうか。
この映画はcase1~case6がオムニバスになっていて各々が上手い具合に繋がっています。
内容を簡単に説明すると
謝罪師を生業とする黒島(阿部サダオ)は喧嘩の仲裁から国に係るトラブルまで請け負います。
ヤクザとのいざこざ、企業内のセクハラ、有名芸能人の身内の不始末、超エリート弁護士の隠されたトラウマ、映画の撮影時うっかり見逃した為に起こる国際的トラブル・・・・
振りかかる難問を謝罪のテクニックを駆使しながら解決していくのですが、最上の「土下座」を凌ぐ土下座の向こう側の究極謝罪法で国家存続の危機まで解決してしまいます。

諸外国で特に欧米で<謝る>は自分の落ち度を認める事。それで賠償させられないよう簡単に謝罪しないのが通常です。日本人は本心はともかく<まずは謝る>そんな日本の謝罪文化を皮肉って創られた映画と言えます。
それにしても連日TVで謝罪会見を観ない日はありません。東電の福島原発汚水漏れ、スポーツ関係の後輩への暴行、学校のイジメ、メガバンクの反社会団体への不正融資、などなど暇がありません。「謝って済むなら警察はイラン!!」と言っても・・・警察関係の謝罪も多いです・・・

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「涙の謝罪会見」


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風太にも謝らねばなりません。家族の極悪非道の風邪をうつした疑惑が・・・。親ばかと言われても普段はもっと可愛い声でこんな鳴き声じゃありません。「風太、申し訳ありませんでした」
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2013.10.16
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最強の・・・・・! [映画]

ストーリーも俳優もテーマも分からないまま妻に連れていかれた「最強のふたり」は骨太の映画でした。俳優のセリフでフランス映画だと知ったのですが想定外の感動作で、不覚にもラストシーンは涙が溢れてしまいました。

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「最強のふたり」公式サイトの画像から

【WEBから抜粋したストーリー】
『スラム街出身で無職の黒人青年ドリスとパリの邸に住む大富豪フィリップ。首から下が麻痺したフィリップの介護者としてドリスを採用。その日から相入れない二つの世界の衝突が始まった。クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ・・・だが本音で生きる姿勢は同じだった。ふたりの毎日はワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。実話を映画化したものです。』

この映画は障害者フィリップと介護人ドリスの<介護をテーマ>にしたお涙頂戴の物語ではありません。刑務所を出たばかりのドリスは介護はズブの素人で相手に対して親切に丁寧に気遣う事なく乱暴でハラハラします。しかしフィリップは本音で向き合うドリスを気に入り介護人として雇います。お互いが相手を一人の人間として尊重し信頼し合う<男の友情をテーマ>にした映画だと思いました。そして粗暴で無学で芸術など無感心だったドリスがフィリップに影響を受けてクラシック音楽や絵画など成長していくのも心を打たれます。

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身障者の疑似体験をしました。
突然の痛みに襲われました。椅子から立つ事も、顔を洗う事も痛くてほとんど動けません。寝ていれば楽ですが無意識に寝返りを打つので、それがまた痛いのです。
夜中「痛い、いたい、イタイ、・・・・」と絶叫するので隣室で寝ている娘が驚いて飛んできます。
「何が起きたかとビックリするじゃない!」と安眠を妨げられ、ひどくご立腹の様子!
妻は隣で高イビキ・・・
椅子に座ってメールをしている時、突然トイレに行きたくなりました。
慌てて椅子から立ち上がろうとしても腰が痛くて立てません。妻が手を差し出しました。
「ダメ!近づくな。痛いから触ったらダメだよ・・」
人に手を出されたり、体を持ち上げたりされたら、すごく痛いので絶対触られたくありません。
どうにか立ち上がれました。しかし腰に腰痛ベルトをしています。これも外さないと・・・早く早くと焦ります。
「もうだめだ、漏れそう~」思わずお尻に手が。
「ふ・ふざけんな!!」
妻のあんな大きな怒声、鬼の形相は今まで見た事がありません。

因みにぷくに妻の顔真似をさせるとこんなでしょうか・・・
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涼しくなって、箱に入るようになりました。
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2012.10.10
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ALWAYS 三丁目の夕日 ’64を観ました [映画]

朝から泣きました。泣かされました。
昭和33年を背景に始まった「ALWAYS 三丁目の夕日」、昭和34年の「続」が制作され
もう終わりかと思いきや「ALWAYS 三丁目の夕日 ‘64」が上映されたので観に行きました。
 背景は昭和39年の東京オリンピックが開催された高度経済成長期。三丁目の住人たちも変わらず人情味あふれる日常を過ごしていますが、各家族も転換期を迎えます。
淳之介も一平も高校生になり将来の進む道に悩みながら、誕生あり、死あり、恋愛あり、結婚あり、人生の悲喜こもごもが満載です。VFXを改めて説明するまでもなく、実写に遜色なく当たり前になった感がします。
メッセージは一貫して「幸せと絆」
 幸せとは何か、何度か出るその<セリフ>に現代の物質社会に疑問を投げかけているように感じます。お金があって、物に溢れた生活。でもそれだけで幸せとは言えない。<人と人の繋がり><助け合う大切さ>・・確かにその通りかもしれません。
しかし、へそ曲り的な思考をすれば、お金や家電や車や携帯などあっても不幸ではないでしょう。1964年頃と現在の生活を選ぶとすれば、ほとんどの人が今を選ぶと思います。

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 とかく若い頃は<将来の夢や希望>を自慢げに話しても過去の事は話しませんでした。
若くても振り返る過去はあります。極論、生まれた次の日からすれば誕生日は過去です。
粋がってか「昔の話を、済んだ事を言っても仕方ない。前向きじゃない。みっともない」
周りの仲間もそんな風潮だった気がします。
しかし最近は記憶の優れた人間なら<昔を懐かしがる>のは当然だと思うようになりました。
良い事、悪い事、楽しかった事、悲しい事、誇れる事、恥ずかしい事・・・・ETC
その全てが自分の歩いてきた過去であり人生だからです。
過去を忘れようとするのは自分の存在自体を消去する、それでは余りに悲しすぎます。

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「ロック」―――わんこのいる島 [映画]

「ロック」―――わんこのいる島
「人間は忘れる動物だ。一時間経てば半分、一週間経てば更に半分忘れる」
ある学者(ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスかな)が言っていたとナレーションが流れます。2000年に起きた三宅島雄山の大噴火を映画化した少年と家族、そして犬のロックの絆の物語です。
  
「観客を泣かせるには子供や動物を出演させるのが一番簡単。でもそんな映画は認めない!」
とラジオで某男優が声高に言っていたのを思い出します。
そんな事を言われても泣けるものは泣けるし、それに当の本人も子供と一緒にTVドラマに出演していましたよ。泣かせるのが目的じゃなく感動するから泣く。
でも心に残ったのは「忘れやすい人間の記憶」

阪神淡路大震災はいつ起きたか、どの位の被害だったか憶えていますか?
有珠山噴火、北海道南西沖地震と奥尻島の津波、普賢岳の火砕流、新潟県中越地震、伊豆大島噴火、もっと最近の霧島新燃岳の噴火、台風や洪水の被害は数知れず・・・
もうすっかり全てを忘れて、忘却のさらに忘却の果て
「昨日の夕飯のオカズだって忘れてしもうとるけぇノォ・・・」  それはもしかしてボケかも
生物の中で一番賢く、森羅万象を支配していると自負している人間は何でもすぐに忘れてしまう。自然の怖さも、制御しきれない原子力も、戦争も、飢餓も・・・愛する家族との永遠の別れも
では動物は?犬や猫も物事をすぐに忘れてしまうのでしょうか。そんな疑問がこの映画のメッセージに込められていると感じました。

ところで、犬や猫の記憶力はどれ位なのか疑問に思い調べてみると
「猫は16時間記憶を保てる。犬は5分」
という記事が某ブログに書かれていたので引用しました。
「猫の思い出し能力は猿やオランウータン並み。猫が一度で覚えるのに対して、犬は繰り返しのトレーニングで記憶する。それは犬が団体行動を基本とする動物だが、猫は単独行動なので長時間自力で覚えておかないと命に関わるから」
更にその実験のデータが下記のサイトで実証されています。ただし英文です。
http://www.catsinternational.org/articles/training/the_intelligent_cat.html
http://bit.ly/ez78Bm

節電の今夏、暑さを凌ぐには薄着が良いのですが猫は毛皮を脱げません。
換毛期は部屋中に毛が落ちて扇風機の風で宙に舞います。そして汗ばんだ体のそこここに張り付いていくら猫好きといっても気持ちの良いものではありません。
そこで風呂場でブラッシング。ぷくに「ついて来い」と言っても付いては来ませんから抱き上げますが必死に抵抗されて爪傷沙汰を覚悟しないとなりません。
ブラッシングで、こんなにと思うほど毛が取れます。仕上げは表面に付いた抜け毛を濡れた手で何度も拭きす。すると濡れ鼠のような哀れな濡れ猫風体に。
この際だから試しに背中に温水を掛けてみると、ぷくは一瞬驚いたようでしたが思ったより騒がないので、これなら入浴の日も近いかと期待してしまいます。

「タオルで拭いたのですが、残った水滴をしきりと舐めて乾かそうと・・それで乾くのでしょうかね?」
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「アップで見るとアンダーコートまで水が入り込んでいないのが判ります」
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娘を持つ父親の心情が痛いほど分ります [映画]

家族で回し読みしている本「東野圭吾」の小説
「東野圭吾」は本格的推理小説というよりスタイルが少しずつ変化しながら、ミステリーの枠に
とらわれない自由な発想が特徴ではないかと思います
元エンジニアだけあって、小説には原子力や脳移植、スポーツ、科学などをテーマにした作品も
多いのです
さて、その中でも「さまよう刃」は特に興味を持ち時間を忘れて読み進んだ一作品です
その小説が映画化され、早速観にいきました

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「あらすじ」

学校の帰りに無理やり乗用車に乗せられ、薬物注射を打たれ強姦され、その様子をビデオに撮られてその挙句殺されてしまう一人の少女
翌朝荒川べりで無残な少女の死体が発見され、現場に立ち会う刑事・織部孝史と上司真野真一
その少女は建築家・長峰重樹の一人娘である絵摩であった
妻に先立たれ最愛の娘の成長を唯一楽しみにしていた長峰は失意のどん底の日々を過ごすが
そこに「絵摩を殺した犯人『スガノカイジ』と『トモザキアツヤ』を知らせる」謎の留守番電話が入る
長峰は疑いながら指示されたアパートに行き、そこで少年達に娘が陵辱されるビデオを発見する
その二人の少年の犯行の残虐さや悲惨さに激しい慟哭と怒りをおぼえ二人の復讐を決める
長峰の存在に気付かず帰ってきた犯人の一人、伴崎アツヤをその場にあった包丁で刺し
死ぬ間際、主犯格の菅野カイジが長野のペンションにいる事を知らされる
先を争いながら、菅野を追って長野のペンションを探し回る長峰と刑事・織部と真野

小説と内容が少し違っていて映像で表現できない強姦のシーンなどはインパクトが弱いです
ただこの映画が一番訴えているのは「少年法」の刑の問題提起ではないでしょうか
どんな極悪で残虐で非人間的な犯罪であっても犯人は「少年法」で守られています
更正と社会復帰を目的とする理由で刑罰とは言いがたい判決が下されるのが常です
しかし被害を受けた人は子供であっても女性であっても老人でもあっても将来はありません
被害者やその家族の絶望は永遠に消えないのです
織部刑事が言っている
「警察は市民を守っている訳じゃない、警察が守ろうとしているのは法律である」も
考えさせられる言葉でした

小説ではありませんが当家のぷくも本に載りました
載ったというのは正しくありません
実は今まで撮り貯めた写真を娘が『本にしてくれるお店』で作ってもらったものです

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2009.10.20


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デジタル的アナログの世界は涙なみだ・・ [映画]

2002年の事です
妻の友人のTさんは子供達にせがまれて、近所のご家族とアニメ映画 『クレヨンしんちゃん』を
観にいったそうです、子供向け映画の『クレヨンしんちゃん』だけに気が進まなかったので
上映中は寝ていようと軽く考えていました
しかし映画が進むにつれて知らず知らず映画に入り込み、映画が終わる頃には人目を憚らず
号泣していたそうです

大泣きした事を聞いた妻が、それを私に話してくれましたが到底信じる事などできません
「まさか、あの 『クレヨンしんちゃん』で泣くなんて」
「だよね~、ありえない!」
妻もTさんの話に半信半疑のようでした
暫くして 『クレヨンしんちゃん』 がTVで放送され、Tさんの話の真偽を確認したのですが・・
結果はTさんと同じように号泣してしまった自分がいました

その 『クレヨンしんちゃん・ 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案にして実写化された
『BALLAD 名もなき恋のうた』が上映されたので早速、観にいきました
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで知られる山崎貴監督も感動して泣いてしまい
映画化を決めたそうで、もちろん最新のVFX技術が駆使されています

「あらすじ」
時は戦国時代・天正2年、春日の武将、井尻又兵衛はその国の姫君・廉姫を守っていた
幼い時から一緒に育った二人は密かに思っていたが、所詮身分の違いの叶わぬ恋だった
ある戦いで敵の足軽に鉄砲で撃たれそうになる又兵衛は突然現れた少年に助けられる
その少年・川上真一は現代からタイムスリップして来たのだ
そんな時、北関東の大名・大倉井高虎は一目ぼれした廉姫に婚儀を申し入れる
又兵衛の進言もあって、廉姫、城主で父の康綱は国の存続の為に婚儀を受け入れようとする
一方、行方不明になった真一を探していた両親は真一からの手紙で天正2年の戦国時代に
いる事を知り、真一と同じ方法でタイムスリップして再会する
真一の家族から未来の話を聞いているうちに春日の国が消滅している事を知った康綱は
国や家系の存続にこだわる空しさを感じて、愛娘・廉姫の気持ちを優先させ婚儀を断るが
怒った高虎は春日の国に攻め入る
圧倒的優勢の高虎軍と小さな城で迎え撃つ春日軍

どこにVFXが使われているの分りませんし、その技術の素晴らしさを再認識しましたが
心打たれる感動はデジタルではなくてアナログにあるように思いました
人と人との繋がり、愛情、思いやり、人の為に行動する、助け合う気持ちなどの大切さ
この映画はまさに「デジタル的アナログの世界」でしょうか?
ただひとつ残念だったのは『クレヨンしんちゃん』役の真一が至極まともな少年という事でしょうか
ハチャメチャな 『クレヨンしんちゃん』と実直な武将の友情だから感動が一層強いのでは?


「よき眺めじゃニャン」
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「槍や薙刀もなんのその、ぷく姫も戦うニャ~」ballad_2.jpg

2009.9.7


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The マジック・アワー [映画]

マジックアワーとは映画の専門用語で夕暮れのほんの一瞬の時間帯を言うそうです
太陽が地平線に落ちてから暗くなるまでの、わずかな時間にカメラを回すと幻想的な映画が
撮れると言われています

三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」を観て来ました
結論から言いますと抱腹絶倒、最近こんなに笑えた映画はありません
映画館で笑ったり泣いたりする事は周りに迷惑だと思いますので遠慮してしまいます
しかし、この映画はその良識を破ってしまう程、そこかしこ爆笑の渦でした
監督自身がそこまでやるかと思う程TVでプロモーションしていましたので
多くの方が「ザ・マジックアワー」はご存知だと思います
簡単なストーリーです

「港街 守加護(スカゴ)を牛耳るボス・天塩の愛人・マリに手を出してしまった手下の備後
命の代償に伝説の殺し屋"デラ富樫"を連れて来る事を命じられるが見つける事ができない
仕方なく備後は映画監督になりすまし、無名の俳優村田を雇い、デラ富樫の代役をさせる
映画の撮影だと思い込んでいる村田にとって、その街で起こる事はすべて映画の中の出来事
本物のギャング達と渡り合うことになる村田の突拍子もない行動に皆が振り回される
先の読めない三谷監督の脚本は笑いあり涙ありの最高傑作コメディではなかろうか」

この映画で三谷幸喜が言わんとする事を考えてみました
彼の欲ばりな性格が脚本や台詞、演技、衣装、メイク、セット、撮影現場の裏話などに
隠されているのでしょうが一言では言えそうにありません
その中で特に感じた二つのメッセージ
  『人間は長い人生で必ず輝く時がある』 
  『映画は人間の手で、優秀なスタッフ大勢に助けられて作られるものだ』
「三丁目の夕日」も含め最近の映画はCGが使われる事が多いです
そんな映画に反発もあったのではないでしょうか、総てがアナログの手作りの映画です
街のセット作りから、アクション、爆波などのシーンには一切CGが使われていません
最後のシーンにそれが集約されていたと思います

さて、ほんの一瞬で変わっていく時間帯「マジック・アワー」が映画の世界なら
同じく一瞬で変わってしまうのがマジック!です
ここに映画に負けない位、驚愕のマジックをご覧にいれましょう

「そんな事より、わたちゃ腹へったニャ~」magic_01.jpg


「音が鳴ります、パソコンのスピーカーをONにして下さい」



2008.7.14

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「ALWAYS 続・3丁目の夕日」を観ました!! [映画]

「ALWAYS 続・3丁目の夕日」を観に行きました

衝撃的冒頭のシーンに監督のこの映画のメッセージが全て込められていると感じました
1作目も観ました。その時は笑いあり涙ありで楽しい映画の思い出が残り、好きな映画の1つになりました。今回はその思い入れがあるせいか1シーン、1シーンで目頭が熱くなります

1作目が昭和33年、2作目が34年ですが、決してノスタルジーに感動したのではなく
時代背景がこの年代に限らず、いつでも人間の絆の大切さを再認識させられた映画です
一般庶民のなんでもない出来事を映像にしているだけですがとても心を打たれました

ストーリー以外にそのVFXの技術のすばらしさも驚嘆ですが1シーンの背景にも、たとえば
家具、調度品、家電、小物などに目がいきます。その配置や人物との距離、ボケ具合、極端、壁のしみまで見ようとします
普通考えられない画面を半分に切断するように立つ電柱の存在にその意味を考えてしまいます。主役が真ん中で演技している後ろや周りの役者の動きにも目が行きます。これらを網羅しながら涙を拭きながら観るのですからすごく忙しいのです

そして山崎貴監督はまだ若くてこの年代を知るはずもないのに、あたかもその時代を自分が体験したかのような詳細な描写、こだわりに芸術家魂を見て取れます。けっして難解なストーリーや演技を演出していません。至極分かりやすく極端な話、次の台詞や演技が読めてしまうのですが却ってそれが強い共感をよんで涙に繋がるのかと思ってしまいます

「報告です」

丁度1ヶ月前に「秋田犬、龍くん」の里親募集をお願いしました
その節は多くの方にご協力していただき、感謝の気持ちで一杯でした
おかげ様で横浜在住の方が「龍くん」の里親になって戴く事になりました
皆様のご親切は有難く感謝しております、本当にありがとうございました

2007.12.17

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