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デジタル的アナログの世界は涙なみだ・・ [映画]

2002年の事です
妻の友人のTさんは子供達にせがまれて、近所のご家族とアニメ映画 『クレヨンしんちゃん』を
観にいったそうです、子供向け映画の『クレヨンしんちゃん』だけに気が進まなかったので
上映中は寝ていようと軽く考えていました
しかし映画が進むにつれて知らず知らず映画に入り込み、映画が終わる頃には人目を憚らず
号泣していたそうです

大泣きした事を聞いた妻が、それを私に話してくれましたが到底信じる事などできません
「まさか、あの 『クレヨンしんちゃん』で泣くなんて」
「だよね~、ありえない!」
妻もTさんの話に半信半疑のようでした
暫くして 『クレヨンしんちゃん』 がTVで放送され、Tさんの話の真偽を確認したのですが・・
結果はTさんと同じように号泣してしまった自分がいました

その 『クレヨンしんちゃん・ 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』を原案にして実写化された
『BALLAD 名もなき恋のうた』が上映されたので早速、観にいきました
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで知られる山崎貴監督も感動して泣いてしまい
映画化を決めたそうで、もちろん最新のVFX技術が駆使されています

「あらすじ」
時は戦国時代・天正2年、春日の武将、井尻又兵衛はその国の姫君・廉姫を守っていた
幼い時から一緒に育った二人は密かに思っていたが、所詮身分の違いの叶わぬ恋だった
ある戦いで敵の足軽に鉄砲で撃たれそうになる又兵衛は突然現れた少年に助けられる
その少年・川上真一は現代からタイムスリップして来たのだ
そんな時、北関東の大名・大倉井高虎は一目ぼれした廉姫に婚儀を申し入れる
又兵衛の進言もあって、廉姫、城主で父の康綱は国の存続の為に婚儀を受け入れようとする
一方、行方不明になった真一を探していた両親は真一からの手紙で天正2年の戦国時代に
いる事を知り、真一と同じ方法でタイムスリップして再会する
真一の家族から未来の話を聞いているうちに春日の国が消滅している事を知った康綱は
国や家系の存続にこだわる空しさを感じて、愛娘・廉姫の気持ちを優先させ婚儀を断るが
怒った高虎は春日の国に攻め入る
圧倒的優勢の高虎軍と小さな城で迎え撃つ春日軍

どこにVFXが使われているの分りませんし、その技術の素晴らしさを再認識しましたが
心打たれる感動はデジタルではなくてアナログにあるように思いました
人と人との繋がり、愛情、思いやり、人の為に行動する、助け合う気持ちなどの大切さ
この映画はまさに「デジタル的アナログの世界」でしょうか?
ただひとつ残念だったのは『クレヨンしんちゃん』役の真一が至極まともな少年という事でしょうか
ハチャメチャな 『クレヨンしんちゃん』と実直な武将の友情だから感動が一層強いのでは?


「よき眺めじゃニャン」
ballad_1.jpg

「槍や薙刀もなんのその、ぷく姫も戦うニャ~」ballad_2.jpg

2009.9.7


zenjimaruのホームページです
(仕事で撮影した写真、趣味で撮影した風景写真など)
「デジタル写真の世界」
http://www004.upp.so-net.ne.jp/koyamada/index.html








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野良ニャン

TVをつけるとこの映画の番宣凄いですもんね。話題作だけあって内容も上々ってところなんでしょうね。
別の方のブログで20世紀少年の映画の話題が取り上げられていて、その方も最初は「子供が見る映画でしょ」なんてタカをくくっていて、いざ見てみると面白くてはまったといっておりました。
実際見てみないとわからないものですね。特にこういう日本発のものは意外な隠れ名作が多いのかもしれません。昔のように洋画はよくて、邦画はいまいちという図式は当てはまりませんね。
猫も血統書のある洋猫がすばらしいということはありません。むしろ色んな柄が生まれる日本猫、外猫の方がすきという方がたくさんいますもんね。
by 野良ニャン (2009-09-08 01:29) 

mimimomo

おはようございます^^
テレビ、映画系はどうもよく分かりませんが
クレヨンしんちゃんと言う名は聞いてことがあります。
あらすじを読ませて頂いて・・・どうして号泣?(@@
プクちゃんが可愛いです。戦えるかにゃぁ~
by mimimomo (2009-09-08 04:53) 

forest

子供たちが数年前DVD借りてきて、
いっしょに観て泣いてしまいました!
あれは良いストーリーですよね~
映画も観てみたいです♪
プクちゃん勇ましいですね!!
我が家には新入りが。。

by forest (2009-09-08 11:26) 

お好み焼き屋のおばちゃん

子供向け!と、あなどることなかれ!!「ドラえもん」を見ても泣けるおばちゃんです・・・(笑)
by お好み焼き屋のおばちゃん (2009-09-08 11:28) 

ake_i

zenjimaruさん!!
よーーーく読みました。
クレヨンしんちゃん、って、「えっ?」と思っていたのですが、
過去と今をタイムスリップというトリックを使って、人間の心を表わしているストーリーだったのですね。
デジタル的アナログって、いつもzenjimaruさんのタイトルを見て思っていたことですが、アナログな世界は忘れてはならないことだと思います。
実は、私、今日、とっても久しぶりに家で伸びてました。
すごく久しぶりに午後のテレビを観てみようと・・・
政治の話しも飛び交う中、ふと、「相棒」というドラマを初めて観ました。
たった一話ですが、
泣けました。
観るまでは、軽い気持ちで刑事もの。。。と思っていたのに。
その後、今、zenjimaruさんのブログを読み、共感するところ大です。
ぷく姫、あなたは、戦うも由、しかし、怪我をされることのないよう祈っております。体重など気にせず、高いところには登るなかれ~~~(笑)

by ake_i (2009-09-08 17:57) 

Rae

「大人が見てもおもしろいよ。」と聞いたことあるんですけど、そう言うあらすじだったのですねー。
『クレヨンしんちゃん』という先入観があって…(苦笑)
何事も先入観にとらわれない方がいいですね。損、します(^^;)
by Rae (2009-09-08 22:51) 

ねこじゃらん

私は「泣ける話」って苦手なのです。映画に限らずですが。^_^;
でも、ドラえもんは泣けます!(爆)
私が子供の頃、邦画って最低でした。
子供心に「はぁ〜?!」って思ったのを覚えています。
あれは何だったのでしょう。。
記事の本題とズレててスミマセン。^_^;
by ねこじゃらん (2009-09-09 00:38) 

くろすけ

プクちゃん主演で、是非PC版の映画を(^^)
なんて、、そうですが、、それは、レンタルしてでも、見てみたいです。
しんちゃんの方を。
by くろすけ (2009-09-09 00:45) 

TAKUMA

そうそう、クレヨンしんちゃんなんだってね。
ガッキー、時代劇用に眉を変えたのか、優しい顔になって一層カワイクなった気がする。
by TAKUMA (2009-09-09 01:34) 

ヤヨ

クレヨンしんちゃんで泣かせることができるって
並々ならぬ脚本家&監督の「お話を作る力」を感じます。
ものすごく考え抜かれたでしょうから、
作品が評価された時は嬉しかっただろうなぁ。
アニメだから、子どもむけだから、邦画だから、洋画だから、、って
くくりをものともしないようなすごい作品が
どんどん出てくるといいですね^^
by ヤヨ (2009-09-09 14:46) 

zenjimaru

野良ニャンさん

確かに映画の宣伝は凄いですね
「BALLAD」と「20世紀少年」は特に多いのではないでしょうか
それとアニメの原作が多く映画化されている事に驚きます
最近はVFXの技術が発達して具象化出来そうもない事を実写化できる
子供用のアニメと思って興味を持たなかったものでも映像化できれば
大人にも原作者や監督の心情が伝わってきます
一昔前の洋画と邦画のレベルの違いは感じていました
どうも邦画は安っぽい、特にアクションやファンタジーなど
それもVFXのお陰で洋画に対抗できるようになったと思います
by zenjimaru (2009-09-09 17:42) 

zenjimaru

mimimomoさん

どちらかと言うとmimimomoさんはアウトドアー派ですモンね^^
でもたまには映画も楽しいですよ
映画の「あらすじ」はどこまで書いて良いか悩みます
泣くシーンを書いてしまうと映画を観る人の感動がなくなるでしょう?
それはたぶん映画会社も同じで、書かないと興味を持ってもらえない
書きすぎると映画を観なくなりますし難しいところです
泣くシーンは観てのお楽しみです
by zenjimaru (2009-09-09 17:44) 

zenjimaru

forestさん

子供が泣くのはどういう理由か分かりませんが(少なくとも理屈ではない)
やはり感情が豊かなんだと思います
大人は思い出や体験や人生などで想像を膨らまして、自分に当て嵌めて泣いてしまいます
アニメの方が泣けたと思いますが映画も良くできています
ぜひご家族で観てみてください
by zenjimaru (2009-09-09 17:47) 

zenjimaru

お好み焼き屋の女将さん

その通りだと思います
いい加減なストーリーだと子供も相手にしないのではないでしょうか
まさに「子供だまし」ではダメでだと思います
残念ながら「ドラえもん」は観た事ありませんが凄く人気がありますし
これだけ続いているのですからその良さが分かります
by zenjimaru (2009-09-09 17:50) 

zenjimaru

ake_iさん

ストーリーの詳細は書けません
詳しく書くと、これから観たい人が興ざめですから最小限にしたつもりです
「クレヨンしんちゃん」も然ることながら、山崎監督のVFXにも興味があって
あの「三丁目の夕日」や「K20」を撮った監督ですからすっかりハマっています
しかし、デジタルでの合成や修整はあくまで手段であって目的ではありません
本質はアナログの人間の心が大切で、そこの部分で泣くのではないでしょうか
欠伸をしたり目にゴミが入って泣くのと映画などで感動して泣くのでは
涙の質が違って、やはり大事なのは感動で泣く事だそうですよ
ストレスや心のもやもやが一気に晴れるといいますので大いに泣きましょうね(笑)
by zenjimaru (2009-09-09 17:58) 

zenjimaru

Raeさん

普通「クレヨンしんちゃん」と言うと大人は眉間にシワを寄せるでしょう
それは仕方のない事です
でもVFXのお陰で今まで実写化できなかったアニメも映画化が進みました
知らないだけでアニメもストーリーで感動するのもあると思います
子供だけに良い思いをさせないで大人も感動を享受しないと損です(笑)

by zenjimaru (2009-09-09 18:00) 

zenjimaru

ねこじゃらんさん

一般に「泣ける話」には裏がある?(爆)
最初から泣かそうと作った映画など興ざめです
例えば単純に悲恋もので「好きだ」「愛している」だのは白けるものです
この映画は「名もなき恋のうた」と副題がありますが、決してそれで泣かせるのではありません
時代劇は日本でしか撮れませんので洋画と比較しようがないですが
確かに一昔前の邦画は低迷期で酷かったと思います

by zenjimaru (2009-09-09 18:03) 

zenjimaru

くろすけさん

ぷくを主演の映画は難しいです
寝ているばかりのでしたら出来ますが、これじゃ~(爆)
ぜひ、クレヨンしんちゃんのアニメを観て感動して泣けたら
映画のほうも^^

by zenjimaru (2009-09-09 18:05) 

zenjimaru

TAKUMAさん

「クレヨンしんちゃん」のアニメがよく出来ていて泣けるのですよ
ガッキー、可愛かったですよ^^ギューと抱きしめて上げたい程
(迷惑、セクハラ・・・><)
内緒ですが、時代劇での若い女の子の着物姿は色気を感じます
お姫様姿や十二単、振袖などではなく、着流し姿です(爆)
by zenjimaru (2009-09-09 18:08) 

zenjimaru

ヤヨさん

映画で泣くと言うより、すでに原作のアニメで泣きました
それだけ考えて描かれたアニメだという事です
山崎監督が評価されたのは「三丁目の夕日」だと思いますが
原作のアニメは観た事はなかったですが、映画は感動しました
VFXの素晴らしさも、その時代の人間の絆、友情、思いやりなど
人間模様がしっかり描かれていて素晴らしかったです
物質時代では得られない、今の時代にないものがその時代に
見られたように思いましたね
by zenjimaru (2009-09-09 18:12) 

zenjimaru

niceを下さった皆様

ありがとうございました
by zenjimaru (2009-09-09 18:15) 

abyhome

お久しぶりです
プクちゃんも画像処理技術でタイムスリップ出来ちゃうのね
戦国時代の猫ちゃんて・・何を食べてたのでしょうね
飼い猫って少ないでしょうし野良ちゃんも厳しくてまさに戦国時代だったのかも知れませんね
by abyhome (2009-09-09 20:56) 

tubomi

クレヨンしんちゃんは もう20年くらい前から 見ています。
けっこう 考えさせられる場面 ありますよ^^
劇場版も すべて観ましたが やはり 感動します。
良かった^^
大人でも 泣ける方が ここにも一人♪  
by tubomi (2009-09-14 21:11) 

mimimomo

再び~こんばんは^^
ご訪問ありがとうございました~♪  わたくしが
映画が苦手なのは、感情移入するほうなんですよね~
だからどうも見たくない、と言う気分に。
読書もサスペンスが良いですね。一回こっきりでお終い。
それでも刑事などのキャラクターにほれ込むことがありますが^^ゞ
by mimimomo (2009-09-15 18:47) 

ake_i

ストーリーを細かくなんて、要求もしていません(笑)
所詮、感動することは個々の感受性の問題。
それを、文章にして詳細に再現することは、芸術作品、映画作品のそれぞれを作られた人々が怒るでしょう。
zenjimaru、さんが、涙したこと。
それは、私なりにとっても共感出来て、コメントが出来るのです。
涙を流すのは並大抵のこととは思えません。
泣きたくても、泣けない中、泣ける作品に出会うことが出来ることが、本当の幸せなのかもしれないと、今!思ってコメントしました。
本日、少し早目の父の13回忌を姉妹でしてきました。
今までの間にもしも父が生きていたら・・・と思うだけでブログが書けませんよ-------
一日、一日、お互いに大切な時間を大事に使って、芸術作品を生み出進化しょう!(^^);zenjimaruさん!!!


海外の空、空気は、私は、大好きでです、
人生が普通の人よりも心臓、その他内臓機能が
3倍も4倍も働いてくれる時間があるならば、、、、、、(爆)
移住申請しますよ☆
zenjimaruさんのコメント、絶望から頂上へと
・・・・・
そんな嬉しいコメントありがとうございます。感謝♪♪♪
by ake_i (2009-09-15 22:58) 

zenjimaru

abyhomeさん

ぷくがタイムスリップですか(笑)
確かにデジタル処理でどんな合成も修整も出来てしまうので
少し不自然だと何でも加工したと思われますね^^
猫は昔から人間に普通に飼われたり接していたと聞きます
by zenjimaru (2009-09-16 16:38) 

zenjimaru

tubomiさん

実はクレヨンしんちゃんのアニメは敬遠していました
言葉使いや少し卑猥な事が描写しすぎかと思っていたので・・
もっとも「戦国大合戦」しか観ていないのですが、感動しました
突拍子もない行動や言動、それに反した人間愛により一層
感動したのだと思いますね
by zenjimaru (2009-09-16 16:44) 

zenjimaru

mimimomoさん

映画に感情移入・・良く判ります
映画館で感動して泣いてしまう、これは少し恥かしいと思うのでしょう
でもいい映画で泣いている人は大勢いますよ
私もすぐに泣くのですが、最近は開き直りました(笑)
読書で泣く事もありますし、音楽を聴いて泣く事もあります
これは涙もろいのと単に年とったからかも知れません(爆)
by zenjimaru (2009-09-16 16:52) 

zenjimaru

ake_iさん

父上様の13回忌でしたか
ご姉妹で法事済まされたとの事お疲れ様でした
やはり身内の、と言うより親御さんのお別れは辛いものです
何年経っても忘れられるのもではないと思います
ake_iさんの生き方は尊敬します、前向きで精一杯生きているように
感じます、自分などなかなか出来ませんよ
by zenjimaru (2009-09-16 17:01) 

mitsu

クレしんの映画版って侮れないのです、、、
今回の実写版になったアニメのオリジナルも
テレビでたまたま見ちゃって~
子供の見るものなに、、、って衝撃受けた覚えがあります
ハッピーエンドじゃないのぉぉぉぉ~~!!!
設定は毎回無理ムリなんだけど
みんなが温かくて強くて優しい、、、
大人でもじゅーーーぶん楽しめますよね!
作者さんはどーなってるのでしょうか?
無事だとよいのですが、、、
*いいっすね~合成!
zenjimaruさん~お仕事お忙しくても、
ぷくちゃんの合成は別腹ですね、、、(笑)
by mitsu (2009-09-18 02:49) 

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