娘を持つ父親の心情が痛いほど分ります [映画]
家族で回し読みしている本「東野圭吾」の小説
「東野圭吾」は本格的推理小説というよりスタイルが少しずつ変化しながら、ミステリーの枠に
とらわれない自由な発想が特徴ではないかと思います
元エンジニアだけあって、小説には原子力や脳移植、スポーツ、科学などをテーマにした作品も
多いのです
さて、その中でも「さまよう刃」は特に興味を持ち時間を忘れて読み進んだ一作品です
その小説が映画化され、早速観にいきました
「あらすじ」
学校の帰りに無理やり乗用車に乗せられ、薬物注射を打たれ強姦され、その様子をビデオに撮られてその挙句殺されてしまう一人の少女
翌朝荒川べりで無残な少女の死体が発見され、現場に立ち会う刑事・織部孝史と上司真野真一
その少女は建築家・長峰重樹の一人娘である絵摩であった
妻に先立たれ最愛の娘の成長を唯一楽しみにしていた長峰は失意のどん底の日々を過ごすが
そこに「絵摩を殺した犯人『スガノカイジ』と『トモザキアツヤ』を知らせる」謎の留守番電話が入る
長峰は疑いながら指示されたアパートに行き、そこで少年達に娘が陵辱されるビデオを発見する
その二人の少年の犯行の残虐さや悲惨さに激しい慟哭と怒りをおぼえ二人の復讐を決める
長峰の存在に気付かず帰ってきた犯人の一人、伴崎アツヤをその場にあった包丁で刺し
死ぬ間際、主犯格の菅野カイジが長野のペンションにいる事を知らされる
先を争いながら、菅野を追って長野のペンションを探し回る長峰と刑事・織部と真野
小説と内容が少し違っていて映像で表現できない強姦のシーンなどはインパクトが弱いです
ただこの映画が一番訴えているのは「少年法」の刑の問題提起ではないでしょうか
どんな極悪で残虐で非人間的な犯罪であっても犯人は「少年法」で守られています
更正と社会復帰を目的とする理由で刑罰とは言いがたい判決が下されるのが常です
しかし被害を受けた人は子供であっても女性であっても老人でもあっても将来はありません
被害者やその家族の絶望は永遠に消えないのです
織部刑事が言っている
「警察は市民を守っている訳じゃない、警察が守ろうとしているのは法律である」も
考えさせられる言葉でした
小説ではありませんが当家のぷくも本に載りました
載ったというのは正しくありません
実は今まで撮り貯めた写真を娘が『本にしてくれるお店』で作ってもらったものです
2009.10.20
「東野圭吾」は本格的推理小説というよりスタイルが少しずつ変化しながら、ミステリーの枠に
とらわれない自由な発想が特徴ではないかと思います
元エンジニアだけあって、小説には原子力や脳移植、スポーツ、科学などをテーマにした作品も
多いのです
さて、その中でも「さまよう刃」は特に興味を持ち時間を忘れて読み進んだ一作品です
その小説が映画化され、早速観にいきました
「あらすじ」
学校の帰りに無理やり乗用車に乗せられ、薬物注射を打たれ強姦され、その様子をビデオに撮られてその挙句殺されてしまう一人の少女
翌朝荒川べりで無残な少女の死体が発見され、現場に立ち会う刑事・織部孝史と上司真野真一
その少女は建築家・長峰重樹の一人娘である絵摩であった
妻に先立たれ最愛の娘の成長を唯一楽しみにしていた長峰は失意のどん底の日々を過ごすが
そこに「絵摩を殺した犯人『スガノカイジ』と『トモザキアツヤ』を知らせる」謎の留守番電話が入る
長峰は疑いながら指示されたアパートに行き、そこで少年達に娘が陵辱されるビデオを発見する
その二人の少年の犯行の残虐さや悲惨さに激しい慟哭と怒りをおぼえ二人の復讐を決める
長峰の存在に気付かず帰ってきた犯人の一人、伴崎アツヤをその場にあった包丁で刺し
死ぬ間際、主犯格の菅野カイジが長野のペンションにいる事を知らされる
先を争いながら、菅野を追って長野のペンションを探し回る長峰と刑事・織部と真野
小説と内容が少し違っていて映像で表現できない強姦のシーンなどはインパクトが弱いです
ただこの映画が一番訴えているのは「少年法」の刑の問題提起ではないでしょうか
どんな極悪で残虐で非人間的な犯罪であっても犯人は「少年法」で守られています
更正と社会復帰を目的とする理由で刑罰とは言いがたい判決が下されるのが常です
しかし被害を受けた人は子供であっても女性であっても老人でもあっても将来はありません
被害者やその家族の絶望は永遠に消えないのです
織部刑事が言っている
「警察は市民を守っている訳じゃない、警察が守ろうとしているのは法律である」も
考えさせられる言葉でした
小説ではありませんが当家のぷくも本に載りました
載ったというのは正しくありません
実は今まで撮り貯めた写真を娘が『本にしてくれるお店』で作ってもらったものです
2009.10.20
zenjimaruのホームページです
「デジタル写真の世界」
(仕事で撮影した写真、趣味で撮影した風景写真など)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/koyamada/index.html
「デジタル写真の世界」
(仕事で撮影した写真、趣味で撮影した風景写真など)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/koyamada/index.html
こんにちは^^
この本、映画のことをテーマにブログを書かれたのを
読むのはこれで3~4件目です。
よほど素晴らしい、インパクトの強い、あるいは衝撃的な
本なのでしょうね~
プクちゃんの本の横に写っている姿が撮っても幸せを呼びます^^
by mimimomo (2009-10-20 11:00)
妻が東野さんの作品読んでますが、
僕は未だに1冊も読んでおりません。。。
深い問題をテーマにした作品なんですね。
自分が同じ立場だったら・・・
プクちゃん本いいですね!!
ペットを飼われてる方にはたまらない
サービスです。
by forest (2009-10-20 11:39)
法律は少しずつ改定されますが、それにしましても時代錯誤が過ぎますね。少年法の問題点も色々言われているし、また刑法上の重大犯罪には時効もいらない、と言われて久しいですが、動きがあるのだかないのだかわからないくらい、進歩が遅く。。。
この作品のあらすじを拝見しましたが、つらすぎて、私には映画も小説も観ることができません。。。
ぷくちゃんの本、良いですね~(^O^)
ホンモノもお写真も両方見られるzenjimaruさんご一家が羨ましい(^O^)
by Bonheur (2009-10-20 16:59)
少年法は年齢をもっと10歳程度まで
引き下げてもいいような気がします。
どんな裁判でも、
被害者側の気持ちというのは
やりきれないものでしょうね(>_<)
ところで、プクちゃんの本素敵~!
ふふふ。
こんな本まで作ってもらって、zenjimaru家で
プクちゃんがどんなに愛されているかわかります。
吹き出しの中のつぶやきは娘さんのアテレコですか?
by ヤヨ (2009-10-20 17:04)
「それでもぼくはやってない。」でしたっけ?
痴漢の冤罪をテーマにしたもの。
あの映画と言い、この映画と言い、ほんと考えさせられます。
が、未成年の殺人などの凶悪な犯行は、個人的にはもっと刑罰を重くするとかした方がいいと思っています。やったらいけないことって分かっててやったんだもん。
プクちゃんの本、見てみたいなー!
本にしてくれるお店ってのがあるんですねー(^^)ちょっとしらべてみよっと♪
by Rae (2009-10-20 17:21)
映画より小説が好きです。
自分なにの登場人物とかを想像します。
短時間の映像では、すべてを表現できないように思われます。
もちろん、素晴らしい演技、演出、脚本もあるでしょうが。
少年法・・・改訂して良いと思います。
自分は、まだ未成年だからと、わかってて犯罪犯す人間が多すぎます。
少年だから、更生出来るとは、とても思えません。
by くろすけ (2009-10-20 19:31)
難しい問題ですね・・・山口県光市の母子殺人事件、犯人は少年でした。もし今、娘と孫が事件に巻き込まれたら、おばちゃんは地の果てまで追いかけて行って犯人を八つ裂きにしてやる!!
しかし、犯人の少年が自分の息子だったら・・・母として、してやれることがあるのでしょうか・・・???
by お好み焼き屋のおばちゃん (2009-10-20 23:22)
これ今更書いていいものなのか悩みますが足立区の女子高生コンクリート詰め殺人を思い出す内容です。しかしこちらのコンクリ殺人は実話なんですよね。私はこの事件の内容をネットで知ってこれ以上の残虐はないとも言える非道・非人道ぶりに涙が出ました。
この事件、色んな人が絡み、その後の謎の死を遂げる人や未だに疑われる人、当時の事件調査のずさんさを訴える人、そして刑期を終えて一般人として生活を送っている元犯罪者。
現代に残る触れてはいけないタブーとして都市伝説化してます。
でも実話なんですよね。
この当時の判決も結局「少年法」の壁に苛まれ、被害者が泣きを見る結果となったのです。
裕福になりすぎた結果 他人の痛みを分からず、犯罪を犯しても最後は法律が人権を擁護するこの国は犯罪者天国。
日本は現代における謎の異常法治国家です。
by 野良ニャン (2009-10-21 01:54)
こんにちは!ぷくちゃんの本よいですね、、、
増刷して配ってくださいよ(笑)
入院中には間に合ったのですか、、、このご本?
ベッドの上でぷくちゃんの本をニヤけて見てるzenjimaruさんが
目に浮かびましたけど~^^
*この国って・・・被害者に優しくないような気も
加害者の保護って?
どんな理由であれ罪を犯した時点でアウトですよ、、、
変な理由つけて弁護する人たちもオカシイです。。。
江戸時代とかの敵討ち・・・分からないでもないです
あと、圧力とか、裏からとか、隠蔽とか・・・キライです、、、
by mitsu (2009-10-22 12:51)
mimimomoさん
ブログで取り上げている人が他にもいるんですね
「東野圭吾」の小説本は何冊も読みましたが
「さまよう刃」が一番惹き付けられました
それだけ内容が衝撃的で同調できたからだと思います
by zenjimaru (2009-10-23 15:02)
forestさん
せっかく奥様が「東野作品」を読んでいるなら
forestさんも読まれたら如何ですか?
この小説は「法曹界」の問題点を提起していると思います
娘を持つ親とすれば他人事とは思えず決して許せる事ではありません
by zenjimaru (2009-10-23 15:03)
bonheurさん
法律自体が古い時代に作られ時代に即していないのでしょうね
今頃の未成年は大人(やくざ以上)顔負けの犯罪を犯しますし
それも罪にならないのを分かっていて犯すのですから悪質です
時効も結局警察や裁判での証拠が保持できないからではないでしょうか?
残念ながら被害者の立場は完全無視されていますね
この小説は悲惨で残酷で憤りを感じますし目を背けたくなりますが
実際に似たような事件が起きているので、ぜひ読んで欲しいです
とくに日本が安全と思っている若い女性に警告の本でもあると思うのです
by zenjimaru (2009-10-23 15:12)
ヤヨさん
未成年で罪が問われないと分かって犯罪を犯す人間はいますので
なおの事悪質だと思うのです
「山口県・光市の事件」でも被害者の夫が
「どうせ罪にならないのなら早く釈放しろ、自分が敵を打つ」
と言っていたと思いますが、これはこの小説と同じリンチですから
とうてい司法国での話とは思えません
そんな発言がでないような正当な裁きが必要だと感じます
ぷくの本は娘が制作する店を探して自分で文章は考えたようです
自分のペットは可愛いと思う飼い主の気持ちを逆手に取った上手い商売だと思いますよ
by zenjimaru (2009-10-23 15:15)
Raeさん
「それでも僕はやっていない」は映画館で観ました
痴漢の冤罪も多いですね
痴漢を受けた女子高生が相手からお金を取る目的ででっち上げる話も聞きます
通報者は逮捕され会社を首になり、一生を棒に振る可能性もある訳で
それがただ金目的の女子高生の虚言で冤罪者とされたら堪りません
by zenjimaru (2009-10-23 15:17)
くろすけさん
小説やアニメが映画化されますが原作と映画のどちらが良いかは
映画制作者のスキルで違うようです
同じ推理小説で松本清張の「砂の器」も映画化されました
長編で焦点がボケけしまった小説よりも映画のほうが良かったと思います
主人公・秀夫(和賀英良)が父親・本浦千代吉と彷徨するシーンは
涙なくして観れませんでしたが、これは映像とBGMのたまものです
一方「さまよう刃」は映像化できない強姦シーンの酷さ、悲惨さなどは
文章のほうが細やかに表現され、より強い憤りを感じました
父親が復讐をやろうと決心した心情はこのシーンに象徴されます
「少年法」は「選挙権」を含め議論される時期に来ているように思います
by zenjimaru (2009-10-23 17:09)
お好み焼き屋の女将さん
山口県光市の母子殺人事件も同じような事件です
記者会見で被害者の夫は復讐を口にしました
それほど被害者の憤りや悔しさは強く、決して消え去る事はないでしょう
問題は少年法に守られていると認識している犯罪者です
やむ得ず起こした犯行と違って罪を問われないと分かっているから
普通の犯罪よりもっと悪質ともいえます
「三つ子の魂百まで」と言います
普通に躾けや教育されている子供は普通の青年になるでしょう
by zenjimaru (2009-10-23 17:19)
野良ニャンさん
「さまよう刃」は小説ですが、決してフィクションとは言い切れません
今や日本中でこれに似た犯罪は日常茶飯事です
最近も子供ではありませんが、30歳代の女性がムリに車に乗せられ
強姦されたと新聞で読みました
犯人30~40歳代、ネットで仲間を募って犯行をしたと書いてありました
車(ワゴンなど)を使って女性を連れ去る事件は多いですよ
大人がやる事は子供もやります、まして罪に問われないのですから
もっと悪質な犯罪になると思わずにいられません
被害者の立場に立った法律が出来るのを祈るばかりです
今の日本の法律は
被害者の人権やプライバシーや将来はありません
加害者を更生させるチャンスを与え人権を擁護する法律です
by zenjimaru (2009-10-23 17:40)
mitsuさん
実はぷくの本はもっと前に作りました
ベッドでぷくの本をニヤケて見ているほどボケてはいないつもりです(笑)
そんな事をしたら可愛い看護師さん達にどう思われるか(爆)
日本の法律はあくまで加害者を更生させ社会復帰が目的です
その為に最小限のプライバシーなどしか公表されません
特に「少年法」はそれが確立されて罪は問われないように思います
弁護士も名声や金銭的事ばかり考えて、事件の真偽に関わらないですから
すぐに「精神鑑定」を言うのではないでしょうか
多分被害者の家族も本当に知りたいのは事件の真偽ではないかと
本当の事を知りたいと思う筈です
無罪になるならなんでもありでは弁護士としてのプライドや尊厳はどうでもいのかと言いたいです
by zenjimaru (2009-10-23 17:59)
niceをくださった皆様
ありがとうございました
by zenjimaru (2009-10-23 18:00)
お久しぶりです
最近の少年の犯罪には目に余るものが多いですよね
少年法・・考え物ですね、
プクちゃん、何にしましても本に載ることが凄いです
by abyhome (2009-10-24 21:17)
警察、あまり『味方』って感じ、しないですね。
最近、いろいろサービスがありますよね。
いろいろ考える人、いるなぁと感心しきり。
だいぶ良くなりましたか?。
by TAKUMA (2009-10-28 13:20)
東野圭吾さんの本、勧められています。
しかし、もう何か月も本を読む時間がないんです。
何をしているかって、日々、語学との戦い、そして仕事、ネコのお世話、
きまぐれブログ。
フライト中、本を・・・・と持っていったけれど、英語から頭が離れるのが怖くて小説を読めませんでした(爆)
それくらい語学にジレンマ抱えてます。
プクちゃんの本、素敵ですね。
写真やさんで、作ってくれるんですか^^
プクちゃんも幸せそう(@^^)/~~~
zenjimaruさん、もうじき11月。
一年の過ぎるのは本当に早い。
どうか、どうか、健康体で年末をお迎えくださいね。
あっ、来年も、再来年も、ずっとずっと・・・・・です。
zenjimaruさんも、頑張りすぎているんじゃないかしら、と思ってます。
by ake_i (2009-10-29 08:53)