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The マジック・アワー [映画]

マジックアワーとは映画の専門用語で夕暮れのほんの一瞬の時間帯を言うそうです
太陽が地平線に落ちてから暗くなるまでの、わずかな時間にカメラを回すと幻想的な映画が
撮れると言われています

三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」を観て来ました
結論から言いますと抱腹絶倒、最近こんなに笑えた映画はありません
映画館で笑ったり泣いたりする事は周りに迷惑だと思いますので遠慮してしまいます
しかし、この映画はその良識を破ってしまう程、そこかしこ爆笑の渦でした
監督自身がそこまでやるかと思う程TVでプロモーションしていましたので
多くの方が「ザ・マジックアワー」はご存知だと思います
簡単なストーリーです

「港街 守加護(スカゴ)を牛耳るボス・天塩の愛人・マリに手を出してしまった手下の備後
命の代償に伝説の殺し屋"デラ富樫"を連れて来る事を命じられるが見つける事ができない
仕方なく備後は映画監督になりすまし、無名の俳優村田を雇い、デラ富樫の代役をさせる
映画の撮影だと思い込んでいる村田にとって、その街で起こる事はすべて映画の中の出来事
本物のギャング達と渡り合うことになる村田の突拍子もない行動に皆が振り回される
先の読めない三谷監督の脚本は笑いあり涙ありの最高傑作コメディではなかろうか」

この映画で三谷幸喜が言わんとする事を考えてみました
彼の欲ばりな性格が脚本や台詞、演技、衣装、メイク、セット、撮影現場の裏話などに
隠されているのでしょうが一言では言えそうにありません
その中で特に感じた二つのメッセージ
  『人間は長い人生で必ず輝く時がある』 
  『映画は人間の手で、優秀なスタッフ大勢に助けられて作られるものだ』
「三丁目の夕日」も含め最近の映画はCGが使われる事が多いです
そんな映画に反発もあったのではないでしょうか、総てがアナログの手作りの映画です
街のセット作りから、アクション、爆波などのシーンには一切CGが使われていません
最後のシーンにそれが集約されていたと思います

さて、ほんの一瞬で変わっていく時間帯「マジック・アワー」が映画の世界なら
同じく一瞬で変わってしまうのがマジック!です
ここに映画に負けない位、驚愕のマジックをご覧にいれましょう

「そんな事より、わたちゃ腹へったニャ~」magic_01.jpg


「音が鳴ります、パソコンのスピーカーをONにして下さい」



2008.7.14

zenjimaruのホームページです
「デジタル写真の世界」
(仕事で撮影した写真、趣味で撮影した風景写真など)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/koyamada/index.html




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コメント 21

mimimomo

おはようございます^^
夕暮れのほんのわずかな時間・・・確かに美しいですね~
マジックアワーって言うのですか・・・
映画は最近見ていません・・・あれも見たいこれも見たいと思うばかりで
なかなか重い腰が上がらないのです。

プクちゃん主演のマジックショー、面白いですね^^
by mimimomo (2008-07-15 05:17) 

mitsu

ぷははは・・・ご家族総出演(≧∇≦)
ナイス!ファミリー(爆)スカーフ透けて見えてるし・・・
ナ○レオンズ?~~マギー○郎 さん的な笑いを誘いますよ(笑)
たしかに最近の映画はCGばかりですよね~
危ないけど生身の人間が無理して撮ってた時代の映画の方が迫力ありましたよね~基本泣けちゃう映画は苦手なので若い頃はアクションものばかり見てました・・・マッドマックス、地獄の黙示録・・・音楽・スピード・空気感・人間臭さ~好きな映画です~昔はお芝居もよく見てました~三谷監督もお芝居独特の間と隙のない演出が効いているのでしょうね!三谷作品はテレビでしか見たことしかありませんが面白いですものね!伊丹作品が見れないいま脚本とアナログな作りこみの上手さは引き継いでいるような気がします(言い方偉そう^^;)
by mitsu (2008-07-15 07:42) 

forest

マジックアワー観たいですね~。
すごいプロモーションしてましたよね!
プクちゃんマジックショーもなかなか。
透け具合がいいですね!
アナログな感じで、トリックもなし~。

by forest (2008-07-15 11:35) 

ake_i

zenjimaruさん、真面目に文章をお書きになられているのに
もう私ったら、笑いが止まりませんことよっ><
透け具合ってforestさんも仰られていますが、それが物凄く面白い。

人間は人生で必ず輝くときがくる
って、いろいろな方々を見ていてそう思います。
だから、自信を持って途中であきらめないことですね。
あきらめちゃったら・・・・輝くにも輝けないです。
どんなに辛くても、なんとかなるって思う、そういう図太さがだれにでもあると良いのですけれど・・・・・

このzenjimaru映画会社さんは今後、ますます発展することでしょう。
株主優待ありますか?

by ake_i (2008-07-15 14:02) 

ヤヨ

zenjimaru組とでも呼びたいくらいの
ご家族結集の作品、最高です!!
スカーフのすけ具合も計算ですか(≧▽≦)
娘さんかな?奥さんかな?と思いながら拝見したのですが、
エンドロールによると娘さんだったんですね。
いい娘さんだ~^^
ぷくちゃん、最初の登場シーン
台形の座り型からもう笑いの神様がおりてきてました。
マジックアワー、三谷監督の宣伝出演ほんとすごかった~
あんなに宣伝して、本作の方は・・・・・・・
じゃ、話になりませんが、抱腹絶倒とはさすがですね。^^
(↓プクちゃんのお腹を拭く時ですが、
左手を脇の下に入れてぐいっと体を持ち上げ、
すかさず右手のタオルで
お腹をごしごしっと拭くっていうのは無理ですかね?)
by ヤヨ (2008-07-15 15:27) 

ミドロ

もともと邦画は大好きなので私も見たいです~!
評判もすごく良いですよね^^v
こ、こちらのマジック アワーもなかなか・・・!
透けてるのは仕様ですよね?ね?
奥さんの姿が見えませんが、調教ということで一番大切な役目!
ホントに、優秀なスタッフに助けられて完成した素晴らしい作品だと思います!
ご家族の皆さん、本当に仲が良いんですね~v
by ミドロ (2008-07-15 18:21) 

abyhome

これは・・・楽しめて最高ですよね~
重いプクちゃんを御家族全員で盛り上げるのがすごいです
最後にチラっと頭が・・・これがおちですね(笑)
by abyhome (2008-07-15 21:03) 

Rae

うわーーーん(T_T)
動画が見られない‐!!
マジックアワー、見に行こうと思ってるんですが、早くいかないと終わりそうですね(^^;)
by Rae (2008-07-15 22:16) 

お好み焼き屋のおばちゃん

有頂天ホテルは見に行きましたが、マジックアワーはまだです。いつもながら豪華キャストですよね!zenjimaru家も総出でかなり豪華ですね、笑わせていただきました。
by お好み焼き屋のおばちゃん (2008-07-16 00:22) 

zenjimaru

mimimomoさん

たまには映画もいいですよ
自宅のTVで観るのと違って、大勢で観る緊張感もあり、笑いや悲しみなど共有できる楽しみ、ある意味ブログのようなお互い顔は見えていないのですが、共通の話題で盛り上がるわけです
by zenjimaru (2008-07-16 09:24) 

zenjimaru

mitsuさん

ナポレオン、マギー?とんでもありません
マリックやセロに比類する高尚なマジックです(爆)
ハンカチが透けていても背景が黒でなくともやってしまう技術は「世界のナベアツ」じゃなく「世界のzen」で~す!!
最近映画はCGが多すぎますね?予算や技術の問題もあるでしょうが
元の絵や脚本がよくなければ、結局面白くありません
それはデザインや写真にも共通する事ではないでしょうか?
三谷の映画は一見、劇中劇といいますか、まるで舞台を観ているように
錯覚します、もともとその方面が専門でしょう?
伊丹に共通する一面もあるかも知れませんが、伊丹のほうがキレがあったように思います、社会の断面をスパッと切り裂く・・・
三谷は言いたい事は判るのですが、それが多すぎて主題が甘くなるように、いい例が「有頂天ホテル」です、あれは西田敏行と伊東四朗に食われましたね(笑)
それと比べれば今回が良い?好きですね
by zenjimaru (2008-07-16 09:42) 

zenjimaru

forestさん

マジックアワーは間違いなく面白ですね
いい映画の定義が判りませんが可笑しい映画ではあります
マジックは大掛かりの例えば天功のイリュージョンよりアナログで
シンプルが面白いですね
イリュージョンは映画のトリックのようで切り貼りに思えます
by zenjimaru (2008-07-16 10:55) 

zenjimaru

ake_iさん

性格上、ブログはいつも真面目で真剣です
笑いが止まらないような事はしていないつもりですが・・・
A型で完璧を追求する人間が透けるような物を使う訳がありません

>人間は人生で必ず輝くときがくる

輝くかどうかは分かりませんが、昔・・ご存知でしょうか?週刊新潮の表紙の絵を描いていた「谷内六郎」氏を撮影する機会がありました
氏の自宅に行き、担当者が少しの間、席を外した時二人っきりになり
「私は若い時に結核になり療養していて暗い絵ばかりを描いていた
世間も認めなかったが、それを貫いて今の自分がある、自分のやりたい事を続ければ、いつかは陽の目を見るよ」と言われました
陽の目は見ませんが(笑)スタジオを持ち好きな商業写真を撮れるのも写真を続けた結果だと思います
(株)zenjimaru映画社はご覧の通り(株)の部分が傾いていて
先はないかと思われます(爆)


by zenjimaru (2008-07-16 11:33) 

zenjimaru

ヤヨさん

家族終結?どうでしょうか・・・

息子の手の動き:
やる気なさが出ています、普通だったらすぐカットが出ますが
主演が我がままですから、長く撮影できません

娘の頑張り:
一つはプクを抱ける事です、普段抱くと家族から非難の嵐が吹き荒れます
二つは大学の講義で絵を描く課題があり、その役目が親父です
緊急の提出ですから親父の言う事は聞かざる得ないです

妻:
たんに横にいて「あーでもない、こーでもない」と文句をつけます
ある意味、監督よりうるさい存在です、プクの調教師でもあり子供の
調教師でもあります

プクのお腹の拭き方は今度やってみますが咬まれそうで怖いですね



by zenjimaru (2008-07-16 12:27) 

zenjimaru

ミドロさん

最近は洋画、邦画問わず青春、恋愛の類が多くてコメディーが少ないですが、数少ない中でも秀作だと思います
笑いだけでなくHeartfulで泣ける映画が本来のコメディーではないでしょうか、世界にはチャプリンなどの名作があります
ぜひ、見に行ってみてください

楽しそうに見えるzenjimaru家の撮影現場ですが、裏では・・・
罵詈雑言、阿鼻叫喚の絵巻物風(爆)
by zenjimaru (2008-07-16 16:13) 

zenjimaru

abyhomeさん

すべてお見通しのようですね、さすがです!
最高のマジックは全て闇の中でなく、観衆が満足する結末を
演出する事が大切です(爆)
by zenjimaru (2008-07-16 16:17) 

zenjimaru

Raeさん

あ~っ、残念です!!
このマジックをご覧戴けないとは、なんて不幸なんでしょうか?(爆)
しかし観ると悪い夢を見るかもしれませんので幸いと言うことで・・・
by zenjimaru (2008-07-16 16:21) 

zenjimaru

お好み焼き屋の女将さん

有頂天ホテルよりマジックアワーの方が面白いと思います
ホテルは誰が主役か判らないほど豪華な俳優で、その俳優達の
バランスを考慮しすぎた感があります
結果、脚本や演技、演出の面白さより西田敏行と伊東四朗の
キャラクターに持っていかれたように思います
今回も俳優は豪華ですが、役どころのメリハリがしっかりしていて
楽しい映画になっています

by zenjimaru (2008-07-16 16:30) 

みゅう

どんな素敵なマジックを見せてくれるのかと期待していたら、思いっきり
舞台裏が見えているじゃないですか(爆)
困惑しているプクちゃんがまたおかしくて(笑)
家族総出で楽しそうな家庭ですね(笑)
マジックアワー、そんなに面白かったんですね~。
有頂天ホテルは見たのですが、先が読めてあまり楽しめなかった
ので、今回はあまり見に行く気がしていなかったんですよ。
いいと聞くと見たくなっちゃいます(^^♪
by みゅう (2008-07-23 20:14) 

zenjimaru

みゅうさん

舞台裏が見えるマジック、今の流行ですよ
仕掛けとテクニックに地震がないとやれません(エヘン!)
地震じゃ心が揺れているのが丸見えですね
プクは娘に抱かれて上げられたり下げられたり、困惑気味です
有頂天ホテルは何が言いたいか主題が判りにくかったです
今回の方が単純で明快な笑いで楽しめると思いますよ
by zenjimaru (2008-07-23 21:11) 

zenjimaru

niceを下さった皆様

ありがとうございました
by zenjimaru (2008-07-23 21:12) 

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