ALWAYS 三丁目の夕日 ’６４を観ました

朝から泣きました。泣かされました。
昭和３３年を背景に始まった「ALWAYS　三丁目の夕日」、昭和３４年の「続」が制作され
もう終わりかと思いきや「ALWAYS　三丁目の夕日　‘６４」が上映されたので観に行きました。
　背景は昭和３９年の東京オリンピックが開催された高度経済成長期。三丁目の住人たちも変わらず人情味あふれる日常を過ごしていますが、各家族も転換期を迎えます。
淳之介も一平も高校生になり将来の進む道に悩みながら、誕生あり、死あり、恋愛あり、結婚あり、人生の悲喜こもごもが満載です。ＶＦＸを改めて説明するまでもなく、実写に遜色なく当たり前になった感がします。
メッセージは一貫して「幸せと絆」
　幸せとは何か、何度か出るその＜セリフ＞に現代の物質社会に疑問を投げかけているように感じます。お金があって、物に溢れた生活。でもそれだけで幸せとは言えない。＜人と人の繋がり＞＜助け合う大切さ＞・・確かにその通りかもしれません。
しかし、へそ曲り的な思考をすれば、お金や家電や車や携帯などあっても不幸ではないでしょう。１９６４年頃と現在の生活を選ぶとすれば、ほとんどの人が今を選ぶと思います。



　とかく若い頃は＜将来の夢や希望＞を自慢げに話しても過去の事は話しませんでした。
若くても振り返る過去はあります。極論、生まれた次の日からすれば誕生日は過去です。
粋がってか「昔の話を、済んだ事を言っても仕方ない。前向きじゃない。みっともない」
周りの仲間もそんな風潮だった気がします。
しかし最近は記憶の優れた人間なら＜昔を懐かしがる＞のは当然だと思うようになりました。
良い事、悪い事、楽しかった事、悲しい事、誇れる事、恥ずかしい事・・・・ＥＴＣ
その全てが自分の歩いてきた過去であり人生だからです。
過去を忘れようとするのは自分の存在自体を消去する、それでは余りに悲しすぎます。

コメント 5

楽しかったこと、悲しかったこと
恥ずかしかったこと、忘れたいこと
いろんな事がありましたが
全部をひっくるめて、今の自分だし、
あんまり誇れることはないですが
案外自分が嫌いでは無いので、まあまあの人生なのでしょうか＾＾

６４は、まだ生まれてませんが
我が家では、新しモノ好きの父親が
オリンピックのために
ご近所でも、１番のり？
カラーテレビを買ったそうです。
当然、ご近所が見学に来たそうで
隣近所が家族ぐるみの付き合いの良い時代だったのでしょうね。
by くろすけ (2012-02-02 22:16) 

おはようございます＾＾
その頃・・・わたくしも○○生でしたよ＾＾
過去は懐かしいですね～いやなことが多かったけれど、やはり懐かしい。
そう、わたくしも今の物のある時代のほうが、良いですね。おかしな世の中になったのは
別に物やお金のせいではなく、人間そのもの教育のせいでしょ。
ぷくちゃん、最後のお写真は・・・？　合成ですか～
by mimimomo (2012-02-03 08:22) 

懐かしいですね～
我家もテレビ買うかステレオ買うか家族会議して全員一致で
テレビを購入し、ご近所さんが見に来ていたのを覚えてます。
悪い事すると近所の小父さんに拳骨もらったり気兼ねなく
お醤油貸しての時代で物は豊富ではなかったですが
周りは明るく楽しかったです！
by マンチ軍団 (2012-02-05 20:08) 

現在と30年前とで大きく違うとことは、物質的な豊かさですよね。
私が小学生くらいのころはコンビ二なんて無く、正月はお店も休み。
PCなんて持ってませんでしたしね。
今は職につかない人もいてそれでも日々の暮らしは成り立つわけで。

豊かになりすぎて、これからは少し回顧する時代に入るのかもしれません。古き良き時代の生活を望む人もたくさん出てくるかもしれません。
神戸、東北と大地震を目の当たりにして、あまりにも豊か過ぎた生活を見直す警鐘なのかもしれませんね。それでも私はもうPCだけは捨てられませんが。
by 野良ニャン (2012-02-13 01:26) 

三丁目の夕日ちょっと観たかったんですよね。
懐かしいというより、なんか日本じゃないみたいな感じすらします。
なんか今って食品も情報も犯罪も全てが過剰って気もします。
だから単純だった昔の方が良かったような気持ちになる人も
いるんじゃないでしょうかね。
恥ずかしかったこととか悔しかったこととか意外と覚えてますねぇ（笑）
by mame (2012-03-05 22:59)