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口数の多いオヤジには耳の痛い話です! [雑感]

出口に向っていたTは視線の先の少女に思わず足を止めた。
小学高学年と思える少女は背筋を真っ直ぐに伸ばして一枚の絵の前でメモを取っていた。
薄暗い背景に佇む少女の横顔に斜め後ろからの光が当たり、ハイライトで縁取られた少女の顔が端正である事が分かる。大きな瞳で食い入るように絵を観るとすぐに目線を手元に移し、熱心にノートに鉛筆を走らせる。
「学校の宿題かしら?」
不意に後ろから妻が声を掛けてきた。一瞬振り向いたTだったが無言で出口に歩を進めた。

長野県の上田市にある「無言館」での出来事です。建物全体がコンクリート造りで十字架を模られています。最小限の照明で今まで行ったどこの美術館より薄暗く、重々しい空気が流れていました。TVなどのメディアで紹介されて興味を持っていたのですが、いつかこの地を訪れたいと思っていました。
「無言館」は第二次世界大戦中、志半ばで戦場に散った美術学生や独学で美術を学んでいた画学生たちの残した絵画や作品、家族への手紙などを収蔵、展示しています。数々の絵は絵の具が剥がれたり、傷ついたりしていて保存状態が良いものではありません。額縁も絵の回りを黒い板で囲んだだけの質素な物で、いっそう物悲しさが漂います。
絵を観ながら涙する人も見られます。各々の絵から画学生たちの訴えたかった心情が強く伝わって言葉になりませんでした。そして、まもなく67回目の終戦記念日です。

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原因不明の嘔吐で食欲も減退しダイエットに成功したぷくでしたが家族は心配です。
さすがに獣医さんも目の色が変わって原因の解明と治療に真剣さが増して提案されました。
「もう一度、エコー検査をさせて欲しい。何処の臓器が悪いのか調べたいのです」
「もっと正確に検査したいので、お腹の毛を剃りたいのです。充分時間をかけて調べます」
もちろん当方としては二つ返事です。

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薬を変えて、餌を獣医さんの勧めでロイヤル・カナンに変えて、いろいろ試しています。
そのお陰か、ここ暫く嘔吐もなく食欲も戻ってきましたが、これが続くかはまだ判りません。
なにせ猫は体調が悪くても 『ここが痛いとか、苦しいとか、辛い』 とか言わずに無言です・・

2012.8.12
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豊かな生活とは? [雑感]

IMG_0062_1.jpg「パン屋の店先」

休日の朝、朝食のパンがない事に気付き、車で5分ほどの地元で評判のパン屋に行きました。8時前だと言うのに店内はお客でそこそこ混雑して活気に満ちています。
店外にベンチやテーブルが置いてあり、店の無料コーヒーを飲みながら朝食に焼き立てのパンを食べている人がいます。犬の散歩の途中で、子連れの家族一家で、夫婦二人で、人それぞれですが、ゆったり時間が過ぎて長閑さを感じます。
野田首相が大飯原発3、4号機を再稼働すると発言しました。多分日本中の原発が、なし崩しに稼働するのは近そうです。経済や企業の成長発展、国民の生活を守るため、エネルギーの重要さなど大義はあるのでしょうが、国や国民の豊かさとは一体何でしょう?
生活保護費をパチンコ代や酒代につぎ込む人がいるかと思えば、休みも取れず早朝から深夜までの過重労働やリストラでウツ病になり自殺をする人、国の財政赤字が1000兆円近くあっても円高、貧富の格差が広がっても消費税増税、首をかしげる事ばかりです。
平和で家電や車、世界中の食物、そんな物質に溢れた日本、欲望はキリがありません。
日本中のどこでも見られるパン屋の店先の光景。この何気ない生活こそに豊かさを感じます。

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東京駅八重洲近くにあるブリジストン美術館の開館60週年を記念した「あなたに見せたい絵があります」の絵画展に行きました。
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マネ、セザンヌ、ゴッホ、ドガ、ゴーギャン、ルノワール、モネ、コローなど印象派を中心に、日本人では青木繁、黒田清輝、岸田劉生、藤田嗣治、安井曾太郎などの作品が展示されています。一人の画家の作品数は少ないですが、多くの画家の作品を観られるのが特徴です。
「自画像」「肖像画」「ヌード」「モデル」「レジャー」「物語」「山」「河」「海」「静物」「現代美術」の11ジャンルに分かれていて各々画家の特徴が一目で比較できます。
一部屋に同じテーマの絵が展示してありますから部屋の中心で首をめぐらして、気に入った絵の前でじっくり鑑賞できます。興味を惹かれた作品の複製を数点アップします。
藤島武二は器用なのか?いろいろな作風の絵を描いていて強い個性を感じませんが、今回一番気に入ったのは「黒扇」です。
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改めて日本人画家の作品は印象派の画家の作品にどことなく・・・似ていると感じます。
それだけ印象派の影響が大きかったのでしょう。
有名な画家の本物の作品を観たいと思うのですが、正直何が良いのか判らない。所詮素人ですから画家の技量や感性や作品の意図など知る由もない訳で、結局、感想も<目についた作品>とか<好みの作風>とか真に曖昧な話です。それより一般に美術館の観覧料は高いと思うのですが、ここブリジストン美術館はリーズナブルで気に入りました。
2012.6.18

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厳かな新年の始まり? [雑感]

人生30年も経つと心身とも汚れてきますから、お清めをしようと近くの神社に行きました。
今年はハッピーマンデーの3連休の9日が成人式で、遅れて初詣する人と成人式でお参りする人が混在して、そこそこの混みようです。
ここは自宅から近い事もあり、子供の初宮参り、七五三、合格祈願などに使わせて貰いましたが、普段、賽銭を持ってお参りするなどありません。
以前は三が日しか混雑しませんでしたが、この頃は松が明けても相当の混雑ぶりです。
どこから聞きつけたのか地元でない車のナンバーも数多く見かけますし、狭い境内には露店も増えてラッシュアワーの駅状態。これでは元旦から数日間のお参りは敬遠してしまいます。
ところが驚く事に今年の三が日は「猿回し」まで来ていたと知人に知らされ、猿好きな妻は
「観たかったなァ~」と非常に悔しがっていました。

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このような小さな鳥居が数箇所かあり、必ず賽銭箱が置いてあるのが商魂たくましい
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ここより数十メートルほど離れた場所にあるのが本来の「琴平神社本殿」
この急な階段を登った先に「本殿」があります。放火で古いお社が燃えてしまい2年ほど置かれたままでした。今年から復活したのですが参拝する人は疎らです。
十年ほど前は大晦日の寒空の下、この階段下に並んで震えながら元旦を待ったものです。

この階段を登り始めたところ、下で登ろうか登るまいか躊躇していた若いカップル
「これ無理~、私登れない!」と女性が相方に言っています。
「若い人なら登れますよ、年寄りだって登るんですから」と声をかけると
<若い人>の一言に刺激されたか二人登り始めました。でも想像するより相当きついのです。
結局女性は途中で立ち止り、相方にブ~ブ~。いや決して太っていた訳じゃ・・・
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金ぴかに装飾されて新しくなった本殿ですが歴史のある昔の建物の方が厳かに感じます。
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さて境内に戻ると、いろいろ出店していた中で異色な露店を発見しました。
「TBSのぴったんこカンカンで放送された」と看板に書かれていた焼き栗屋さんです。
「立派な栗ですね、これは美味しそうだ。さすがにTVで紹介されるだけの事はあります」
などと店のおじさんに話しかけ2、3個おまけして貰おうとしましたが無視されました。
一方、妻はオヤジが余計な事を言わなければ「試食させて下さい」と頼んだのにと怒っていました。それにしても正月からケチくさい話です。
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この量で500円(買うのを決め兼ねていたら消費税をオマケしてくれました)
「いったい、一個幾らなんだ!」とぼやきたくなりますが、確かに美味しい。
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「死」を思った一年・・・ [雑感]

東日本大震災でゆれた一年でした。
突然の地震や津波に襲われて家族や親せきや友人を失う、人の死を身近に感じました。
それもあってか今年読んだ本の中で心を打たれたのが「納棺夫日記」と「猫鳴り」です。

「納棺夫日記」
映画「おくりびと」の原作で作者が湯潅や納棺に携わるまでの経過や死んだ人、納棺の様子、そこに関わる人間模様、自分に向けられる家族や親せきの態度などを日記に書き溜め本にしたものです。更にその仕事を通して俗的、刹那的な生き方をしていた作者自身が変わっていきます。
  ---昔は口から食べ物が取れない状態になったら枯れ枝のようにやせ細っていったが、今では点滴で栄養が補給される。点滴の跡が痛々しく黒ずんだ両腕のぶよぶよ死体が多く、時には喉や下腹部から管などぶら下げたまま運び出される。そこには死んでいく人間の意思に関係なく周りの人間のエゴが見え隠れする・・・

そして「猫鳴り」
とても読み易く、かと言って稚拙ではなく描写、文章、構成、どれをとっても素晴らしいです。
捨てても捨てても戻ってくる仔猫、結局あきらめて飼う事になります。その猫が立派に成長し自宅周辺をわがもの顔に闊歩しボス猫として君臨します。そして年老いて最期を迎える様子、飼い主の心の葛藤が描かれています。
 ---飼い主は病気で弱り死が迫っている猫を「もっと生かして欲しい」と獣医に頼むのですが、逆にそれが猫を苦しめているのだと分かって、猫を自由にさせ静かに見守ってあげます。猫は餌をあげても一切食べず水しか飲みません。やがてやせ細って天寿を全うします。
映画やドラマでは音楽を含め多くの要素が複合的に絡み合い琴線に触れ泣く事があります。しかし文章だけでここまで号泣した事はありませんでした。同時に生きる意味と死ぬ現実の対比を考えてしまいます。

この二冊の本は作者が現実に目を背ける事なく正面から対峙して、その詳細を書いただけに一層心に響いてくるのではないかと思います。また共通する作者の思い、それは人も猫も自分の意思で生きると言う「尊厳ある自然な死」の選択ではないでしょうか。

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「猫に小判」ならぬ「猫にXmasケーキ」・・・残念ながらぷくは食べる事ができません。
新しい物があると、何でもチェックしないと気が済まないのが猫の習性です。
こんな時間や出来事がいつまで続くか・・・先を思うと少し寂しさを感じます。

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いろいろな金縛り [雑感]

TVでこれでもかこれでもかと宣伝されたら、観にいかない訳に行きません。
脚本、監督、三谷幸喜「ステキな金縛り」です。
最近はめっきり喜劇映画が少なくなり、その中で三谷幸喜が割と多くの笑える映画やドラマを創っているのでないでしょうか?
皮肉の利いた笑える場面や観衆を驚愕させる場面、そして笑いの中にほろりと涙する場面もあり、三谷幸喜が嬉々として演出している様子が感じられます。
ただ脇役の多くが主役を張れるぐらい豪華ゆえの悩みでしょう?各々俳優の見せ場を作る為の気苦労さが見てとれる事と個性豊かな役者が無意識に存在感を出していて総花的な感は歪めません。三谷氏本人も欲張りすぎを認めています。
この映画が上映される前にTVドラマで「ステキな隠し撮り」が放送されました。
ホテルでコンシェルジュをしている女性が主役で多彩な宿泊客と出会うのですが、客の一人の有名カメラマンにモデルを頼まれます。彼女を心配する上司は
「モデルを直ぐ脱がすので気をつけて・・・!」と忠告します。
ところが撮影をするうちにハイ・テンション、乗っていくのはカメラマン本人でドンドン脱いでパンツ一つになってしまいます。実際TVでパンツ一つでモデル撮影するカメラマンを観た事があります。それを皮肉ったのでしょう抱腹絶倒しました。あまりに馬鹿げて開いた口が塞がりません。もし自分がモデルだったら、一体目的は何なのか?気持ち悪くて逃げ出すでしょう。

さてドラッグストアーに妻と買物に行った時の事です。
店内を歩き回っていて思いついたのが「ラップ」、電子レンジでチンする時に使うラップです。
カッター部が折曲がって上手くラップが切れないので、いつもイライラしていました。
キッチン用品売り場で、すぐ前に立っている妻に
「ラップを買った方が良いよ。今のはカッターが壊れて使いにくいし・・・」と言いながら横を見ると
少し離れたコーナーの陰からこちらを伺っている女性が・・・えっ妻?
という事はオヤジが話しかけている女性は一体誰なんでしょう。
ベージュの上着に黒のパンツ、ショートカットの髪と格好は瓜二つでしたが間違いなく他人!
「失礼しました。ごめんなさい」と謝り退散。
妻が言うには
「誰と話しているのかと思ったら全く知らない人なんだもの。相当話し掛けていたよ」
「どうして、すぐに教えてないンだよ!」オヤジは不機嫌です。
「あまり熱心だから・・・・ハハハ。あの女性、完全に固まっていたね」
そりゃそうでしょう、背後から知らないオヤジに話しかけられば・・・「恐怖の金縛り」

猫だって金縛りに遭います。
毛繕いをしている時に何かに気をとられ、そちらを凝視し固まったままになりませんか?
夜中に多いのですが飼い主も猫のせいで金縛りにあう事もあります。でもこれは「嬉しい金縛り」

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猫はいつでも何処でも遊び好きです。少々危険な遊びですが・・・・
連続で撮った写真をパラパラ漫画風にしてみました。


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デジカメの功罪? [雑感]

キヤノンから来春3月発売予定のデジタルカメラEOS-1DXが発表されました。
高速連写(12コマ/秒)と高感度(ISO100~51200)での撮影可能な機能はロンドン・オリンピックでのスポーツ撮影を見据えたカメラでしょう。
またアメリカのライトロ社からピンボケを後で直せる夢のようなカメラも発売されました。
その価格がなんと399ドルだそうです。

去る10月15、16日に横浜文化体育館で「東日本大震災復活応援 大相撲と特産品展」の撮影にいきました・・知人の依頼でしたが、この手の撮影は大の苦手です。
15日はガラガラだった会場も16日は横綱白鵬が来ると言うので満員でした。
メイン・イベントの「わんぱく相撲大会」は館内に敷かれたマットの土俵で行われましたが
妙に冷めた感のする子供達に比べ、熱気むんむんで盛り上がったのは周りの大人達です。
大会終了後、急遽、白鵬と子供達の記念写真を撮る事が決まり、司会者の
「これから白鵬関と相撲大会に出場した子供さん達の記念写真を撮ります」の一言で
デジカメを持った大勢の大人が陣取りに押し合いへしあい・・・
「先にカメラマンが撮影しますから一般の方は退って下さい~」の叫び声も一切無視され
自分がカメラを構える場所がありません。
関係者の必死の対応と怒号の飛び交う中で場所を確保してもらい、ようやく撮影を終えましたが大人達のマナー違反の光景が白鵬と並んで待ち続けた子供達の目にどう写ったでしょう。
親御さんの気持ちは分かりますが、こんな時は仕事の人間を優先させて欲しいものです。
いつでも誰でも簡単に撮れるデジカメです。しかしその一方、功罪は測り知れません。

それにしても最近のデジカメの性能には驚かされます。
APS-Cサイズのデジイチでは、もはや最高を極めたと思われる「EOS 7D」(今回撮影使用)に焦点距離200mmレンズ(EF70―200mmF2.8L IS Ⅱ USM)で当家の猫ぷくを撮影しました。三脚なしの手持ちです。もちろん自然光で撮っています。

「ストロボ発光のテスト撮影された後ですから相当怒っています!」
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<データ: 焦点距離200mm、ISO800、シャッタースピード1/25、 絞り f.2.8 >

「100%に拡大してトリミングをした画像」
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一般にブレない目安のシャッタースピードは「1/レンズの焦点距離」以下と言われますが
夜の室内でシャッタースピード1/25 絞り f.2.8で撮りました。ピントも露出も色補正も何もかも全てオートでカメラまかせ。100%に拡大してもボケやブレは感じません。
それもその筈、このレンズは手ブレ防止機能が付いていて、手ブレ補正効果はシャッター速度換算約4段分だそうです。即ち1/25でも実際は1/400でシャッターを切っている事になります。
ここまで性能が良いと撮り手の技術は二の次、感性のみで素晴らしい写真が撮れそうです。
実際にプロカメラマンは仕事が減少しているようですから。

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横浜山手の「猫の美術館」 [雑感]

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台風のおかげで悩みの種だったカボチャがついに当家の庭に落ちました。
このままにして置くと間違いなく腐ってしまうので、拾って保護しなくてはならないでしょう。
それにしても凄まじい台風15号で大震災の後の余震と変わりないほど家が揺れて驚きました。
重ねがさね災害を受けた人々はお気の毒と心が痛みます。また都会でも交通機関の大幅な乱れで帰宅出来ない人々が大勢いました。
いつも感じるのですが、日本人の生真面目さか、右へ倣えの融通の利かない企業体質か
今だかつてない猛烈な台風が来ると報道されても、早退しないのか、会社がさせないのか
しっかり勤務時間を守る事です。公的機関や病院や一部のサービス業は仕方ないとしても
せめて午前で仕事を終え早めに帰宅すれば暴風雨や災害の危険を回避できると思うのです。
猫も言ってます。
「仕事は今日終えなくても あした間に合うニャ~(アスタマニャーナ)」

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横浜の山手にある小さな「猫の美術館」に行ってきました。
周辺に「港の見える丘公園」や「外人墓地」や「ベーリック・ホール」がある閑静な一軒家です。
猫好き・話好きの老オーナーが自宅の一階をギャラリーに開放して、今まで収集した猫の絵画やイラスト、焼き物、ガラス器、オブジェなど展示しています。
気持ちの良い秋風が吹くお洒落な港町横浜。「元町」で買い物をして「港の見える公園」や「外人墓地」「ベーリック・ホール」などを散策しながら、ついでに「猫の美術館」に立ち寄るのも楽しいのではないでしょうか。

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金の高騰がこんな処にも影響・・・ [雑感]

混迷から抜け出せない世界経済!
各国が金融緩和を続け市場に余ったお金が投資に回って経済に歪みが生じています。
またドル安・円高、加えて最近はユーロ安・円高にもなって日本の輸出企業は苦しいでしょう。
ただ、対GDPで言うなら輸出は15%位で日本は外需国と思っていても内需がほとんどです。
多くのエネルギーや食糧を海外からの輸入に頼っている日本、円高のデメリットのみ報じられ
メリットは如何ほどなのか一向に報道されません。

つい最近某新聞に書かれた記事
お金余り現象を反映して、アメリカでは金など貴金属がさらに高騰している。
今までの原油や穀物投機が金にも向いて、当然日本の金も高騰した。
金を買いたいアメリカ人、金を売りたい日本人という対照的な金取引の構図だ。
その為、詐欺まがいの悪徳業者が個人の家に訪問し安価で強引に買い取っていくそうだ。
勝手に家に上がり込み少額のお金を置いて貴金属類を強奪する強盗のようなやり方。
世間に関心の薄い一部の老人が犠牲になってしまう。これまでの「オレオレ詐欺」や「振込め詐欺」と同じ。問題は売人を取り締まる法律はあるが、買人に対してはない事だ。

そんな或る日、突然玄関のチャイムが鳴りました。
出てみると胡散臭い男が立っていて、金などの貴金属を売って欲しいと言うではありませんか。
手には指輪やネックレス、時計などが印刷されたチラシとカタログを持っています。
<オツ、新聞の記事に書かれた奴か!>と身ぶるいしましたが、そこは冷静を装って
「うちには金などないです」
「いや、何でもいいですよ。小さなもの・・金歯でも何かあるでしょう?」
「それが何にもないのよ~、あるのは家のローンと借金だけ。貴金属なんて一切なし」
「・・・」
「ネットやTVでも観たけど、金の高騰が続いて安く買いたたく業者が訪問するんだってね」
さすがに、それ以上は押し売りじゃなく押し買いもせず、スゴスゴ帰って行きました。

ダイヤ付き金のネックレス、両手の指に金の指輪、イヤリングにブレスレットにアンクレット・・・
金の高騰で思わず笑いがこみ上げているあなた!! 口元から金歯も見えていますよ。
くれぐれも悪徳業者に狙われないように

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「舌切り雀」や「花咲か爺さん」、心優しい老人は最後に小判ザクザクと幸せが訪れます。
死んだ時に一番貯金が多いのが日本の老人だそうですが、あの世にお金は持っていけません。
元気な今がお金の使い時・・・・旅行にグルメにお酒、エステにダイエットにカルチャー、観劇や鑑賞、外国製の高級車、こうなりゃ ついでにクルザー
「ねずみ小僧次郎吉」ならぬ「猫おばさんぷく」になって夜の巷を徘徊し、小判でも咥えてきてくれないかと思う今日この頃です。
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虐げられた存在 [雑感]

当家と隣家の中間、フェンス上に蔓から垂れ下がり大きく育った「カボチャ」
持ち主に気付かれず放って置かれたままになっています。
暑い日差しを受け豪雨や強風にも耐えて、この夏を乗り越えて頑張ってきたのに虐げられているとしか思えません。
さて、このカボチャをこのままにして置くか、切り落として食べてしまうか、はたまた隣家に届けるべきか悩むところです。

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4月に入社して研修期間中の息子が、はたまた研修で2か月間静岡へ行かされる事になり
身の回りの小物を買う為に大型家電量販店に行ってきました。
妻と息子が店内を物色中、オヤジは店の一角にある癒しのエステ・コーナーを目指します。
10台ほど並んでいるチェアーの最前列の一番端に座りました。
すぐに肩、背中、腰、そして足までマッサージされて「チョー気持ちいい~」と気分は北島康介!
どれ位経ったでしょう、隣のチェアーから大きな話し声が聞こえてきたので声の主を見ると
驚いた事にチェアーを水平にして仰向けに寝て携帯電話を使っている人がいたのです。
そればかりか全椅子が気持ちよさそうに転寝しているオヤジ達で満々になっていました。
家族に虐げられ、こんな処で至福の時間を持つオヤジ族の現実を垣間見る思いです。

最も嬉しいのは自宅で家族にやってもらうマッサージですが、これがいちばん難しい!
相手を誉めたり、喜ばしたり、機嫌を取ったり、と四方手を尽くしても「馬の耳に念仏」
そこで「奥の手」じゃなく「猫の手」を借りますが、ぷくも簡単に動く訳もなく特訓をします。
人間と同じで熟年になると猫(♀)も初々しさが薄れ、手抜きやふてぶてしさが増します。



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異変な夏は怪奇が起こる!! [雑感]

7月末の寒さ、8月中旬の猛暑、そしてこの数日の涼しさと気温の変化が激しすぎます。
そんな異常な夏に起きた出来事・・・・
20日夜、丑三つ時あたり、腕の違和感で目覚めるとぷくが横に寝ているではありませんか。
コン、コン、コン・・・」
突然ぷくが大きな音を出し始めました。コンコン音はどんどん大きくなります。
ぷくに狐が取り付いたか?半分寝ぼけていますから状況がいまいち掴めません。
(あっ、毛玉を吐く!)
慌ててぷくの口元に両手を差し出すと、それを嫌ってか、ぷくは布団から畳の上に逃げました。
その気配に飛び起きた妻が枕元にあった新聞を口元に拡げると吐き出された毛玉がその上に
「ナイス コンビネーションだね」
妻は満足げに言いながら、すぐに寝息を立てていました。
後片付けをしたのは勿論オヤジです。

それからどれ位経ったでしょう。
「助けて、助けてよ~」と悲壮な声に目が覚めました。
「どうしたの!何があった?」
恐怖に満ちた息子の只ならぬ様子に妻は再び飛び起きました。
「出たんだ!半端じゃなく大きいのが・・・もの凄いのが・・・」
「Gさま?」  (※Gさまとはゴキブリの愛称)
「そんなんじゃなく、化け物だよ!」
まどろみながらその会話を聞いていたオヤジは
(窓の外に怪しい人影?それとも枕元に幽霊?)と恐怖の映像が脳裏をかすめました。

『机の本の間から得体の知れない赤黒く長いのがニョロニョロと這い出てきて、怖過ぎ!
あんなのは今まで見たことがない。世の中にいる筈のない化け物だ。体から毛のようなものが
いっぱい出ていて15cm以上(寝ぼけて大きく見えた)はあった』
と話す息子の・・・目が超マジですから
息子は社会人一年生です。「助けて下さい」と言いたいのはオヤジだァ~~
これは口に出すのはもちろん想像だにしたくないですが、その騒動のさ中、ぷくがいち早く息子の部屋に入ってゴソゴソ、ガサガサと走り回っていたのです。次の日に皆で部屋中を探しても、その化け物とやらは一切見当たらず、一体どこへ行ったのか判りません。もちろん、ぷくに聞いても「猫耳東風」です。

そんなzenjimaru家騒動の中、娘は富士登山で山頂到達寸前の筈でした。
20日の夕方に7合目の山小屋に到着し、そこで仮眠をとり、同日夜11時に山頂を目指して
山小屋を出発、21日の早朝に山頂で日の出を拝む予定です。
しかし、雨と強い風で出発できず、結局朝まで7合目の山小屋に逗留し、そのまま下山。
登山前日、まるで小学生の遠足かと思うほどお菓子を買い、ストック2本と水ペットボトル2本
更に酸素ボンベまで商売上手な登山用品店に買わされる始末。
問題はストックの使い方で
「右足と右手を同時に出すのか、それとも右足が出たら左手か?」としきりと悩んでいました。
スキーのクロスカントリーじゃないのだから・・・足と手は自然に動くでしょうに!

「壁を動き回っているものは新鮮なんだニャ~」
普段より目が真剣だけに怖い!
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